べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

色々と繋がるのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

久々に書こうと重い腰を上げたら天井まで浮き上がってしまったとでも言いましょうか。2ヶ月振りに書き始めたら書くこといっぱいあったという前回からの、つまりこれは後編です。とはいえ前編を読んでなくても別に話が繋がってるわけではないのでそのままでオッケーです。たぶん。

 

というわけで最近、「中島卓偉のお城へいこう せ~の キャッスル! キャッスル!」という土曜の朝にやってる15分の番組を毎週観てるのですが。まあ~まんまと興味持ってかれちゃいましたよね。お城に。

中島卓偉さんはデビュー時から大好きで、彼がお城好きだということも知っており、お城のコラムなんかもちょこちょこ見てはいたのですが、本人が実際に楽しんでる姿を観るとやっぱり違うものですね。特にお城の建物そのものではなく城跡の石垣や土地の形状なんかを見てわいわいとはしゃぐというのは僕にとって今までになかったもので、そういう楽しみ方もあるのか~と興味をひかれたのがひとつと。

元々僕は地名なんかが好きで、地名の由来ってだいたいその土地の形状が由来してるじゃないですか。そのあたりが繋がって一気にグッと引き寄せられた感じです。何かと何かが繋がる瞬間って、心が動きますよね。

暖かくなったら近場のどっかに観に行ってるだろうなってレベルです。

……この文章だけでは何者か分からないかも知れませんが中島卓偉さんはミュージシャンです。念のため。

 

そういう流れもあって、とりあえずそういうのは所縁のある地元のものを調べてみたいじゃないですか。肌で感じられるといいますか。

そもそも、地名が好きな僕は、もちろん地元の地名の色々を調べた時期があって、所々にさんずいや浜辺を思わせる地名が残っており、小さい頃から町の老人方や友達のお兄さんなんかに言われていた「昔この町のあたりは海だったんだよ~」という話に繋がって「あれは本当だったんだ~」とニヤニヤした話がありまして、地名の一個一個を想像するとなかなかに壮大な話になるので、ここでも書いてまとめようとも思ったんですが、余りにもローカルな話なので伝わらないなと断念していたんです。まあ、つまりはこういう色々を調べるのが好きってことなんですね。

そういう流れもあって(二回目)、地元のお城を調べようと思い、石垣や土地の形状というのを思い出し、「もしや?」と地元にあるとある山を調べてみたんですよ。

 

何故かというとこの山、それほど標高があるわけではなく、地元の学校の遠足なんかで子供たちがぞろぞろ登ったり、家に居ついた猫を捨てに行くような山なんですが(後にこの猫は帰ってきました)、頂上が地元の町のほうから見ても少し顔を出すように突き出ていて、そのおかげで頂上から見下ろすと町の全体が見えるようになってるんですね。それで「昔はあそこから町を見守る/監視をするために突き出すように作られたのでは?」という話題が親戚のおじさん方からあがるような山で、その実かどうか分かりませんが古いけど立派な石垣があるんですよ。

それを思い出して「あの石垣ってお城だったんじゃあるまいか」と思ったまでが経緯です。

 

調べてみるとこれが古代山城というものの一つで、7世紀頃に作られたお城らしいんですよ。

もっと掘り下げてみると663年に白村江の戦いという朝鮮半島で起こった戦争に当時の倭国百済と連合を組んで参加し、敗れた際に唐からの侵攻に備えて九州を中心に瀬戸内のほうまでいくつもの城が作られたものが古代山城で、その一つが地元にあったってことです。

ということは先ほどの「町全体が海だった」話も「山の頂上から監視してた」話も、海を渡って敵国が攻めてくるのを監視していたってことになって、地名なんやらで調べた話と繋がってきますよね。

信じられますか? 猫を捨てに行ったり山頂の広場でお弁当食べてた山が天智天皇の時代からなるお城だったなんて。ねえ?

 

……そういうことを、最近はやってました。

というわけで今回のストーリーラインというか縦軸は「繋がる」でした。

 

それでは。

 

色々とストーリーラインのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

時間経ったね。特に何もなかったんだけど色々あって何も書いてませんでした。急に「何か書くほどのことでもないな」って思ってるうちに2ヶ月経ったね。

 

もう結構前になりますが、ガキの使いのエンディングの件。カールスモーキー石井こと石井竜也さんでしたね。出てきた時に思わず「カールスモーキー石井かよ~!」と仰け反ってしまいました。

だって予想するにあたってはじき出したそれまでの傾向(ダウンタウンとも絡みがあり90年代初頭に一世を風靡したグループのボーカル)にバッチリの人だったんですよ。

それでいて予想からポッカリ抜け落ちていた人だったので己の浅さや予想できたであろう悔しさやあともう色々な感情が入り混じって名前を叫びながら仰け反るに至ったわけです。

いや、でもこれでこの傾向は確固たるものになりましたよね。その割に去年の予想を振り返ってみるとグループのボーカルを全然入れていなかったのが悔しいの極みなので、今年の予想はその辺をガッチリ固めていこうと思います。

 

それでも町は廻っている」の最終巻が出ましたね。石黒正数さんは巻頭で「対決」がテーマと書いておりましたが、個人的には「決着」という言葉がしっくりきたかなって感じです。それまでの色々なお話のひとつひとつに決着がついていく感じがどこかセンチメンタルであり、同時に「こんなに考えられてたんだ」と感心するばかりでした。

同時発売のガイドブック「廻覧板」も同時購入、といきたかったのですが、色々な店舗を探し回っても見つからず、昨日改めて歩いて小一時間大きい書店に求めて行ったがまたも見つからず、しょぼしょぼ帰りながら一応……と、いつも利用してる書店に寄ってみたら普通に置いてあって嬉しい反面、小一時間行って帰ってきた今までの苦労はとか、いつも利用してる書店を信用してやれなくてごめんなとか、色々な思いと共に購入してきました。

その中の「再読の手引き」という、一話一話に解説をつけているものをもう夢中になって読んでいるわけですが、その「決着」に至るまでのお話を「ストーリーライン」として要所要所で入れていたということがうかがえてさらに感心。「ストーリーライン」、今一番使いたい言葉です。

それでも町は廻っている」は、僕の中でそれはもうひどく影響を受けた作品なので終わってしまって残念な気持ちは、それはもうひとしおなのですが、サイズとしてはちょうどいいのかもなあ……と、思ったり。僕の中で10巻前後が長くもなく短くもなく、読み返しやすいベストなサイズ。と、前々から思っているのですが16巻という、まあ……ちょうど……いい、でも続きも……読みたい……。……っていうちょうどいいサイズなのかなって思いますね。少し足りないくらいがちょうどいいですよね! 読み返すには1話1話が濃すぎてちょうどよくないですがね!

 

……と、本当はもういくつかお話を加える予定だったんですが、意外と書けるもんですね。なにが「何か書くほどのことでもないな」ですかねほんとに。書き始めれば色々出てくるもんですね。

ともかく、僕の一記事でのベストなサイズは1200文字前後なので、2つに分けることにしました。別に続きというほどのものではないですが、まあそちらも楽しんでいただければ幸いです。

ちなみに、今回の記事のストーリーラインは「色々」です(さっそく使う)。ただこの場合ストーリーラインというよりかは「縦軸」って言ったほうが、それっぽいですね。「縦軸」も最近使いたい言葉なんですよ~。

 

それでは。

 

2016年とCMのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

もう今年も終わりますね。

そんなこんなで今年もまとめようと思います。個人的に心を掴まされたCM大賞

 

とりあえず昨年までの大賞をずらっと。

2009年 ジュエルカフェ 貴金属刑事シリーズ
2010年 日清 カップヌードル替え歌シリーズ
2011年 エステー 消臭力
2012年 グリコ ポッキーみんなに笑顔を届けたい冬編
2013年 ホクト 立派なきのこ
2014年 ショップジャパン ワンダーコア
2015年 テレビ東京 PLAY THE PING PONG

例によって動画貼っつけるのがめんどいのでそれぞれ探してみてください。多分あります。

 

前回は10作品といいながらはみ出てしまったので今回はしっかり10作品に収めてきました!  それではさっそく参りましょう。

 

キリンビバレッジ 氷結 あたらしくいこう さかなクン

氣志團綾小路翔志村けんなども登場した氷結あたらしくいこうシリーズの中でも一際話題を呼んだのがさかなクンさんですね。特別ムービーのフルバージョンもかっこよかったです。

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キリンビバレッジ プラズマ乳酸菌「SPECIAL STUDENT」

連続でキリンビバレッジ。今年はキリンが頑張ってた印象があります。学校に一人はいるいるというような内容で最後にメッセージに繋げるという良作です。ちなみに僕は半袖短パンボーイでした。

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日清 カップヌードル 「CUP NOODLE XV 篇」

ファイナルファンタジーの制作現場に差し入れしたところ実現したというコラボ。比較しなくてもシュールで面白いのにちゃんと毎回比較版と並べて放送されていて最高です。

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創味食品 創味シャンタン カップル篇

今年のCM界では一際輝いていたように感じる二人の競演。高良健吾の顔芸でたたみかけるオチ(?)が大好きです。

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ショップジャパン セラフィット「すべーる!スケート」篇

一昨年の大賞、ワンダーコアのショップジャパンから。織田信成のキャラクターや過去の言動を踏襲したコミカルで分かりやすいCMでした。

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ドラゴンクエストヒーローズ2 「山田は呪文を唱えた篇」

ドラクエファンならずともちょっと知ってる人でも楽しめる圧巻なCM。ザッと聞いただけでもなぜか意味が大体分かってしまう不思議。

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apple Timer

クッキーモンスターがひたすらキュートなCM。アメリカで日本よりも2ヶ月前に放送されたもので、それをそのまま持ってきたのはグッジョブです。

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東京ガス CM 家族の絆 「やめてよ」篇

毎度お馴染み良作揃いの東京ガス。今回もとびっきりハートフルでうるっとくる作品を持ってきてくれました。ありがとうございます。

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コカコーラ からだすこやか茶W カツ丼編

初見のインパクトが一番大きかったCM。ピリッとして雰囲気から一気に和やかでついつい口づさんでしまうメロディとハーモニーが秀逸でした。

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そして10作品目にして今年の大賞となります。こちらです!

マウスコンピューター 「もしもロボットがいてくれたら」

乃木坂46を起用したCMでも注目を集めたマウスコンピューターですが、分かりやすくどこかセンチメンタルな内容で大賞に選ばせていただきました!

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いかがでしょうか。今年はいろいろと良作揃いだったので余ったものもどこかで紹介できたらなと思います。

 

それでは。よいお年を~。

 

布石とガキ使のエンディングのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

冬至ということでもう今年もあとわずかですね。

年末年始に向けてお笑いフリークにとっては録画予約をし忘れてやしないかチェックする日々です。師走だけに。

そんなそうそうたるお笑い番組の中でも誰もが注目している大晦日の風物詩。去年も書きました恒例のあの予想を今年もしようと思います。

 

その名も、ダウンタウンガキの使いやあらへんで!」の笑ってはいけない24時シリーズのエンディングを誰が歌うのか予想です!

詳しくは去年の記事で。

colapoly.hatenablog.jp

まずはこれまでのエンディング歌手をざっと振り返ってみましょう。

2008年 サンプラザ中野くん (笑ってはいけない新聞社)
2009年 つんく♂ (笑ってはいけないホテルマン)
2010年 立川俊之 (笑ってはいけないスパイ)
2011年 奥田民生 (笑ってはいけない空港)
2012年 藤井フミヤ (笑ってはいけない熱血教師)
2013年 斉藤和義 (笑ってはいけない地球防衛軍)
2014年 トータス松本 (笑ってはいけない大脱獄)
2015年 Every Little Thing (笑ってはいけない名探偵)

昨年はまさかのELT。まさかガキ使がいっくんをミュージシャンとして普通に使うとは斜め上を行かれた! とお茶の間がザワついたのが懐かしくも思えますが、それまではかつて一世を風靡したバンド(斉藤和義のみデビューよりソロ)のボーカリストという人選だった中、初めて現役のグループが務めたこともあり、ただでさえ難しかったこれまでの予想がより一層難しくなったといったところでしょうか。

 

しかしここはそのELTをイレギュラーとして考え、僕はこう予想しました。

本命 槇原敬之
対抗 久保田利伸
穴 和田アキ子
大穴 中居正広

どうでしょう。まず本命は昨年の対抗として選んでいたマッキーこと槇原敬之ダウンタウンとの絡みや一発で分かる名曲を持っていることから一番可能性がある、むしろそろそろこの人の出番でしょうと本命として選びました。ちなみに昨年の本命であるT.M.Revolutionですが、昨年の紅白歌合戦でステージに上がることはなかったのですが副音声での出演があったので(その情報が入った時「あ、これ本命外したな」と思ったものです)、今年もその可能性があると見て外しました。

続いて対抗、久保田利伸。こちらもHEY! HEY! HEY!などでのダウンタウンとの関係性や一発で分かる名曲や容姿、デビュー30周年のアニバーサリーイヤーという話題性、そのせいか今年はバラエティ番組などにも出演し軽快なトークを展開していたこともあり、対抗に選びました。

穴は和田アキ子。まさかの紅白落選で騒がれましたが、もし実現すればそのインパクトは強大であることは容易に想像できます。「あのケツを~鳴らすのはあな~た~♪」と高らかに歌う姿もなぜか容易に想像できちゃいます。昨年のきゃりーぱみゅぱみゅと同様に穴は紅白落選枠みたいになっちゃってますね。

そして大穴、中居正広。昨年は紅白が始まるまでのわずかな時間を縫うように出演し、ガキ使メンバー同様に罰を受ける姿に「今年のガキ使は攻めてるぞ」とワクワクしたのを覚えています。今年は解散報道から話題の絶えないSMAPでしたが、昨年の出演を布石に今年のエンディングを歌おうものなら相当な衝撃となると同時に2017年からの中居正広最強伝説の幕開けを予感させるものとなるはずです(でもあの事務所が歌わせてくれるかなぁ~~~)。

 

いかがでしょうか。自分でもなんだかワクワクするような予想になったように思えます。

皆さんも予想してみてはいかがでしょうか。

 

それでは。

 

ヤンスとポジティブのベクトルのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

今年はいろいろ起こるなあと年明け当初から駆け抜けていろいろ起こりっぱなしのまま年の瀬を迎えている、そんな感じの日々ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今月に入ってからも成宮寛貴のコカイン使用疑惑から突然の引退。NON STYLE井上の当て逃げが発覚したりとまだまだ世の中がざわついておりますね。

昨日の芸人大忘年会で不自然なアップのカットの隅に井上の美容師が途中で死んだヘアが見切れている在りし日の坂東英二みたいになっているのを見て「ああ、編集大変だったろうになあ」とシミジミしたものです。

特に今年はベッキーであったりファンキー加藤、このたびのNON STYLE井上などの元気や前向き、ポジティブを売りにしている人たちの後ろ向きなスキャンダルも多かったように思います。

 

そういうのが重なるたびに我が国におけるキングオブポジティブと言ってもいいであろう松岡修造がこれまでのポジティブ業(?)の中でいかにクリーンに生きてきたかが際立ってきますよね。よね?

そもそもあの方は自分でポジティブを売りにしてるなんて思ってない、ただのいちスポーツマンだと思ってそうですが、まあその辺も関わってそうですね。

 

僕はこの2つのポジティブはベクトルが違うんだと思うんですよ。

松岡修造のポジティブさというのはスポーツマン特有の、いわゆるメンタルトレーニングの流れから沸き出てくるポジティブさで、ひとつ彼のエピソードで好きなものがありまして、現役時代のテニスのプレー中にボールに追いつけなかった際「ああ! 足が動いてないんだよお前(自分)!」だとか「それをやれよ最初からあ!」などと、ただでさえうるさいあの感じがさらにうるさく己を鼓舞してプレーしていたというエピソードなんですが、つまり彼のポジティブは自分の中に取り込んでから発するポジティブなのではないでしょうか。

同じスポーツマンで言えばアニマル浜口のエールの方法も「気合だ! 気合だ!」と鼓舞するスタイルでそういうことが言えそうな気がしますね。やっぱりスポーツで結果を残すには身体の底から前向きにならなきゃいけないんでしょうね。

 

まとめ。つまりはポジティブを振りまいてるだけじゃ、一方的なベクトルで放出するだけじゃ身を食われてしまうよと言ったとこでしょうか。ちゃんと自分の中にポジティブを吸収していないと陰の部分ばかりが残ってしまうよと。まあそもそも、それを売りにしてる時点で胡散臭いものではありますがね。

ポジティブで誤魔化すのは自分の心だけで十分でヤンス。

 

それでは。