べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

アンサーソングと松田大輔のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

twitterでもお世話になっておりますにゅーとん氏のブログにこのような記事がアップされました。

www.meg2.net

もう読んだか読んでないかの時点で☆をバシバシバシィ! と打ち込みましたとも。

ええ、僕も大好きですよ。東京ダイナマイト。基本的ににゅーとん氏の書いている内容にとっても満足しております。にこにこです。

しかしここで取り上げられたのはハチミツ二郎、ということは松田大輔について語っていないではないかと。同じく東京ダイナマイト好きの友人にモノマネを絶賛されるほどの松田大輔派であるところの僕は「あ、これ僕がやってもいいかな?」と思ってしまい、熱いうちに鉄を打つがごとくキーボードを打っているわけなんですが、大丈夫だよね? 今twitterを騒がせてるパクりには該当しないよね? 佐野ってるとは言わないよねこれ? アンサーソングみたいなものだよね? (なんかあったら言ってください。なすがままです)

 

まず彼の経歴からざっと紹介してみよう。東京ダイナマイトに加入するまで松田大輔は、温泉こんにゃくアクロバットショーという東海地区を中心に活動をしていたユニットに所属していた。そのメンバーの中に「どこ見てんのよ!」でお馴染みの青木さやかもいたということはお笑いフリークにはあまりにも有名な話ですね。

そのユニット解散後にハチミツ二郎東京ダイナマイトを組むわけですが、それまでのわずかな期間ながらピン芸人として活動していた時期があり、爆笑オンエアバトルにも出場。見事オンエアを勝ち取っているのです。何を隠そう、僕が松田大輔という存在を知ったのはこのネタからで、後にコンビでテレビに出るようになった時に「あ! あの時の人だ!」と瞬時に分かってしまうほどに印象に残るネタだったのです。

そのネタというのがコンビ結成後にもたびたび披露されているエクササイズネタ。内容としてはコンビ結成後とほぼ同じで、むしろピン芸人時代にやっていた内容を漫才(?)の中に組み込んだのが現在の形となったと言える。東京ダイナマイトの代表作といえるボケとエクササイズの原型は結成前から完成されていたのだ。

(このボケとエクササイズのネタをルミネのほぼ最前で見られたことを、僕は割といろんな所で語り草にしている)

 

にゅーとん氏の記事の中でも触れられているように、若くしてお笑い事務所を立ち上げたり、現在も鍋ダイニングをプロデュースするなどその風貌とは裏腹にしっかりとした人間であるハチミツ二郎とは対照的に、松田大輔という男の人間性はどこか頼りないというか心許ない。

そのひとつはマザコンアメトーークの企画、お母さん大好き芸人という括りで呼ばれたことからも分かるように、大人になってからでも膝枕で耳かきをしてもらうほどのマザコンっぷりだそうな。

もうひとつはお金にルーズなところ。10年以上前の若手時代に借金が膨らみすぎてよく分からないうちに弁護士に債務整理の相談をしたところ、その相談料が払えずに結局自己破産してしまったというほど。

本当に、お笑い芸人という職業をしていなかったどうなっていたのだろうと心配してしまうほどのダメ男なのである。

そういう性格にも関わらず、いやそういう性格が逆に人を寄せ付けるのか、元さくらんぼブービーのカジ君や流れ星ちゅうえい、チーモンチョーチュウ白井やカジ君や、あとカジ君なんかの後輩芸人たちとの写真がたびたびtwitterにアップされてます(ハチミツ二郎は飯ばっかりとここでも対照的なのは面白いね)。

 

さて、そんな人間性に問題のある人でも面白ければいいのがお笑い芸人です。個人的にいえば東京ダイナマイトはもちろんのこと、磁石や千鳥や笑い飯マヂカルラブリーのようにボケが斜め上を行くボケをふざけてふざけてふざけ倒すスタイルが大好きなのですが、その中でも松田大輔のボケは斜め上という上ではトップクラスに好きなんですよ。最後に特にお気に入りのネタをいくつか(いい感じのがニコニコしかなかった)。

まずはミスターミニット。「鍵作りましょうか?」というセリフと大げさな感情表現だけでこんなに面白くできるのかと関心し、グッと好きになったネタです。そしてオチの芸達者っぷりも必見です。

これを観てからというもの、出先でミスターミニットを見かけるたびに頬が緩んでしまって仕方ない。

 

そしてBAR。まさに松田大輔ワールドとも言えるニット帽の店員シリーズの集大成。

コントなのに本当にお酒やピーナッツを出したり、まさにやりたい放題のネタです。

 

こんな感じですかね。テレビでやるネタよりも長尺のネタのほうが輝くというのにはまったくの同意見です。BARなんて26分あるのにひとつとして飛ばせないもんね。僕も機会があれば単独ライブに足を運んでみたいものです。

 

それでは。