べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

便☆乗と5万リツイートされて分かったことのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

最近とある方の漫画がtwitterで話題(賛否両論)になり、その後にその作者が瞬く間に拡散されていった漫画についての漫画をもにょもにょっとしたことがきっかけでまた話題(否優勢)を呼んでいるわけですが。ええ、頭に「あれのことかな?」というのが浮かんでいれば間違いなくそれのはずです。

それを見て「おっ、これはバズった経験談をまとめる流れだな?」と思い、キーボードを叩いているのが何を隠そうこの僕というわけです。一言で言うならば便☆乗です。まあ、いつかまとめたいなと思っていたことなのでその時が来たのだと思っていただければ幸いです。投稿してからちょうど1年くらい経ったわけだしね。

 

さて、件のバズった経験というのはこちらです。

この記事を書いている時点では47,697RT、38,392いいね。タイトルに偽りあり!」と言われそうだけどキリもいいし、許してください。おおらかな心で四捨五入してください。そんなこのツイート。ツイートアクティビティをひらいてみればインプレッション(ユーザーがTwitterでこのツイートをみた回数)が5,307,872。前述の話題を呼んだタイトルが「100万人に読んで~」だったので、その言い方に倣えば「500万人の目に触れたツイート」と言えるわけですよ(前置きでぼやかしておきながら本題でタイトルを言ってしまったよ)。一応、画像のクリック回数も100万を超えておりまして、100万人が読んだと言えなくもないのですが、なぜ「500万人の~」としたのかというとインパクト重視です。だって500万人といえば福岡県の人口と同じくらいですよ。う~んいまいちイメージが沸かない。

 

ともあれ、それだけ多くの人の目に触れ、少なくとも5万人近くの人がリツイートしたわけなのですが、それだけ拡散されると所謂「クソリプ」がいっぱい来たんじゃないの? という疑問を持ってくれる方もいるでしょう。しかし、そんな期待を裏切るようで申し訳ないんだけどまったくと言っていいほどそういう類のリプライは来なかったんですよ。例えば非公式RTや引用ツイートで「ワロタwww」的なコメントを付けられたりは多々ありましたが、「つまんねーんだよドチクショウ死ね」だとか「こんなツイートが4万RT? まったく世も末だな」だとか「壁が薄いのは安倍の陰謀!」みたいな香ばしさ満点なコメントはほぼ無かったんですよね。これもひとえに僕の人望の成せる力でしょうかね! ああ、やめてください。空き缶や生ゴミを投げないでください。

しかし、無風状態だったリプライ欄とは裏腹に、勝手に(重要)取り上げられたハ○速のコメント欄は荒れに荒れていました。なぜか僕のLINEスタンプの宣伝ツイートまで一緒にまとめられたのが悪かったのか、「こんなクソみたいなのしか描けないなら漫画描くのやめちまえ」とかいろいろ書かれててね。なんか面白くなってすっごいニヤニヤしながら見たのを覚えています。

ということは、twitterって割と民度がいいんじゃないのだろうか。いやまあ、僕の目に着かないところでガンガン言われてる可能性は否定できないことこの上ないけどね。

あ、念のためにもう一度言っておきますが、○ム速にまとめられたのは勝手にされたことで僕のあずかり知らぬところで起こったことですからね。ステマじゃないよ! そもそもステルスしてないし!

 

次にこの漫画を描いた裏話的なものをひとつ。これは僕がまとめようと思うまで気が付かなかったんだけど、このお話ってけっこう本当にありそうなお話なんだよね。ありそうなお話なんだよねって言っちゃうとバレそうだからバラすけど、このお話は完全なフィクションです。もともとは僕が学生時代のお話で、隣の部屋から聞えてきたのは太鼓の達人ではなくスーパーマリオブラザーズのBGMだったんですよ。そこから「隣の部屋から聞こえてきたら一番面白いゲームBGM」というお題が僕の頭の中に放り込まれて、脳内大喜利大会が開かれた結果がこのお話なんです。

僕の中では最初の「これは私の友人が学生時代に体験した出来事です」というホラー作品にはお馴染み過ぎて胡散臭いほどの枕詞で作り話だと宣言した気でいたんだよね。いつかの怖い話のお話(浪漫と怖い話のお話。 - べっかん)でも触れたように、僕は怖い話の99%は「ただの作り話」と「幽霊の仕業にしてるけど突き詰めていけばちゃんとした理由がある話」の2つでできていると思っているから、そこ基準で考えちゃったけど、そりゃそうだよね。分かんないよねこれじゃあね。加えて主人公の早とちりによる勘違いというオチだしね。1年越しの反省。

 

しかし、それが功を奏したのかどうかは分からないけども、ここまで多くの人に拡散されたわけです。そして恥を忍んで言うけども、このツイートが拡散されたと見るやいなや僕という小民族はすぐに調子に乗って第二弾、第三弾を描いたのです(恥ずかしいのでここで挙げるのはよしておきます。暇な人はtwilogとかで調べてみてください。「怖くない」でサーチしたら一発)が、どちらも30RT程度しか伸びず「下手に調子こくもんじゃない」と赤面したことを昨日のことのように思い出してるわけなんです。いや、30RTでもありがたいことには変わりはないのですがね。

問題は何故ここまで差がついてしまったのかということですよ。この3つの漫画にどんな差があったのか。

それは第一弾が爆発的に面白かったんじゃねーの? と言われればそこまでなんですが、僕の中ではネタ的にそこまでの差があるとは思えないんですよ。確かに太鼓の達人という、ゲーセンに行ったことのある人なら間違いなく見たことあるであろうキャッチーな題材ではあったにしろそこまでじゃないだろうと。そこで、僕が考え出した圧倒的な差というのがこちら。

みんな、実話が大好き。ということです。

先に述べた通り、謀らずとも実話っぽい雰囲気が出てしまった第一弾に比べて第二、第三の弾はそれっぽくはあれど、現実味の無いオチで作り話というのが分かってしまうような内容だったのが大きな原因だったんじゃないかなあと、そう思うわけなんですよ。

所謂「創作実話」というやつですね。それが謀らずとも起きてしまった漫画だけが大きく取り上げられたのだと考えれば、なんとなく納得もできるんじゃないでしょうか。そりゃあ女子高生もマックで世の中の問題点について語り出すわけですよ。

 

まとめ。なんだかんだと言ってみたけれど、つまりはいろんな偶然が重なって伸びたんだなあ。と、さも他人事のように思っている僕です。

とまあ、いつもの倍以上の文字数になってしまったので、重要そうなところは柄にもなく太字で表しております。これだけ長いと、さすがにしんどいね。それでも3,000文字ちょっとということを考えると、47,000という数字がいかに凄いかが分かるよね(ここ一番のドヤ顔)。

……ちなみに昨晩からこのツイートがまた何故か伸びており、この記事を書いてるうちに47,912RT、38,574いいね まで伸びてました。な~んか凄いよね(やっぱり他人事)。

 

~追記~

午後9時を過ぎたところです。なんと昨晩からの伸びが伸びに伸びて遂に50,000RTを超えました。タイトルに偽りなし!!!

 

それでは。