べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

ヤンスとポジティブのベクトルのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

今年はいろいろ起こるなあと年明け当初から駆け抜けていろいろ起こりっぱなしのまま年の瀬を迎えている、そんな感じの日々ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今月に入ってからも成宮寛貴のコカイン使用疑惑から突然の引退。NON STYLE井上の当て逃げが発覚したりとまだまだ世の中がざわついておりますね。

昨日の芸人大忘年会で不自然なアップのカットの隅に井上の美容師が途中で死んだヘアが見切れている在りし日の坂東英二みたいになっているのを見て「ああ、編集大変だったろうになあ」とシミジミしたものです。

特に今年はベッキーであったりファンキー加藤、このたびのNON STYLE井上などの元気や前向き、ポジティブを売りにしている人たちの後ろ向きなスキャンダルも多かったように思います。

 

そういうのが重なるたびに我が国におけるキングオブポジティブと言ってもいいであろう松岡修造がこれまでのポジティブ業(?)の中でいかにクリーンに生きてきたかが際立ってきますよね。よね?

そもそもあの方は自分でポジティブを売りにしてるなんて思ってない、ただのいちスポーツマンだと思ってそうですが、まあその辺も関わってそうですね。

 

僕はこの2つのポジティブはベクトルが違うんだと思うんですよ。

松岡修造のポジティブさというのはスポーツマン特有の、いわゆるメンタルトレーニングの流れから沸き出てくるポジティブさで、ひとつ彼のエピソードで好きなものがありまして、現役時代のテニスのプレー中にボールに追いつけなかった際「ああ! 足が動いてないんだよお前(自分)!」だとか「それをやれよ最初からあ!」などと、ただでさえうるさいあの感じがさらにうるさく己を鼓舞してプレーしていたというエピソードなんですが、つまり彼のポジティブは自分の中に取り込んでから発するポジティブなのではないでしょうか。

同じスポーツマンで言えばアニマル浜口のエールの方法も「気合だ! 気合だ!」と鼓舞するスタイルでそういうことが言えそうな気がしますね。やっぱりスポーツで結果を残すには身体の底から前向きにならなきゃいけないんでしょうね。

 

まとめ。つまりはポジティブを振りまいてるだけじゃ、一方的なベクトルで放出するだけじゃ身を食われてしまうよと言ったとこでしょうか。ちゃんと自分の中にポジティブを吸収していないと陰の部分ばかりが残ってしまうよと。まあそもそも、それを売りにしてる時点で胡散臭いものではありますがね。

ポジティブで誤魔化すのは自分の心だけで十分でヤンス。

 

それでは。