べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

いつも通りと笑×演のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

今回はバラエティ番組のお話を。このブログでバラエティ番組のお話といえば内村てらすやヨムスポなど深夜番組が主ですが、ですがじゃないな、同じく深夜番組です。いつも通りってわけです。こうして見ると深夜番組しか観てないような感じするけどゴールデン帯も割と観てますよ。「みんな観てるだろうし別にいいかなぁ~」って思って話さないだけで。それと、深夜のバラエティってクセが強かったりいろいろと荒い部分があったりで話題にしやすいんですよね。

 

本題に入りましょう。その名も「笑×演」。その名が示す通りお笑い芸人が書いたネタを役者が演じるという、シンプルで分かりやすい番組です。だからこそ興味を引かれるわけですよね。そうですよね!

 

題材がシンプルとなると気になるのが出演者ですが、プレ放送的な特番(1時間)と通常回(30分)3週ぶんを観てみたところタイムマシーン3号さらば青春の光、ザ・ギースなどネタに定評のあるお笑い好きにも納得な人選で、役者陣の方も映画やドラマで(あんまり見ない僕でも)よく見るような人たちなうえに芸歴ウン十年の大ベテランの方々も積極的に起用していてなかなかに見応えがあります。

 

ネタへの取り組み方も人それぞれで、例えばハライチ岩井の場合「個人的には好きなのだが、ハライチではできないネタ」としてリズムネタのようなコントを書いたり、逆に流れ星やうしろシティのように普段自分たちがやるようなネタを書いたり、ナイツのように普段の自分たちのスタイルを残しつつ演者のプロフィールなどを踏まえたネタの作り方をしたり。

 

そんな中、全ての芸人に共通していることがあるのです。

ネタを始める前に、その芸人と役者のそれまでの様子がVTRで流れるんですよ。その中で芸人が役者に台本を渡しに行き、役者はその場で目を通すのですが、その時の芸人は読み終わるのをずっとそわそわしながら見守ってるんですよ。普通他人にネタを書くことなんてないでしょうから当然といえば当然のことなんですが、毎回面白いです。

 

気になるのはそのネタの出来栄えなのですが、あんまり文章で言っても野暮なことだしそもそも伝えきれるものでもないのでこれはもう放送を見てくださいと言うほかありませんよ。とにかく笑いのプロと演技のプロのバチバチしたものが見られるのはここだけです。

あと、ひとつだけ言えることは、芸人が作るネタは当然それまでにない書き下ろしなので全てのネタを新鮮な気持ちで見られるということです。それって地味に嬉しいことですよね。そうですよね!

 

そんな感じですね。シンプルでありながら全てが新鮮な番組で毎週楽しんでおります。MCのザキヤマバカリズムも静と動でありながら居心地のいい場回しもほっこりポイントです。あ、テレビ朝日で毎週水曜の深夜1時57分放送なので気になったら是非に。

しかし、プロ対プロのバチバチが見られたと思えば、同じテレ朝のくりぃむナンチャラで「クイズ技術さんが考えました」というクールポコやいつもここからなどのショートネタの中に音声さんやカメラマンなどの技術スタッフが考えたネタを混ぜ、それを当てられるかという、笑×演とコンセプトは間逆なのにこれまた面白い企画を同時期にやっててなんか面白いなって思いましたね。面白いっていっぱいあるんだね~。

 

それでは。