べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

カテゴリーと漫画2017のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

カテゴリーを作っていたにも関わらず使った回数が一番少ない「漫画」カテゴリー。本来であれば人生の中でも生活の中でもお笑いの次くらいに触れている時間が長いはずなのに一番少ない「漫画」カテゴリー。しかも3個中2個は小ネタ集的な2回にひっそり紛れ込んでるだけで、単独で記事にされてるのはDimension Wだけの「漫画」カテゴリー。

なんでかっていうと定かではないのだけど、多分僕の中で一番オススメしたいホットな時期って1巻が出たときで、でも1巻だけでは充分に伝えきれるかどうか……と思っているうちにズルズル時間が過ぎているのだろうね。多分ね。

幸い暮れも押し迫った12月。今年1年で面白いと思った漫画を集めてみようと思います。あくまで今年面白いと思ったものなので多少の時間のギャップは気にしない方向で。あと順番は面白い順とかそういうのではなくて打順みたいなもんです。

 

まずはひとつめ、「BLACK TORCH」

ざっとあらすじを言えば動物とお話のできるめっちゃ強い主人公が手負いの猫を拾ったことでいろいろ巻き込まれた結果隠密部隊の一員になって物の怪たちと相対するとかなんとか。

ジャンプスクエアの作品ですがド王道なストーリーにド王道なジャンプっぽい絵柄。しかもめちゃ上手い。頭身が高めだからジャンプっぽいというよりかは昔の月刊ジャンプみたいな……って月刊ジャンプが事実上スクエアになったんだっけ。ともあれ絵の上手さとストーリーのド直球さは期待が持てます。猫も出るし。主人公ジロウだし。 


BLACK TORCH 1 (ジャンプコミックス)

 

ふたつめ、波よ聞いてくれ

北海道を舞台にしたラジオ漫画。主人公の鼓田ミナレが酔った勢いで話した失恋トークを隣に居合わせたラジオ局のディレクターに録音されてラジオで流されたところから道内一のパーソナリティに成り上がっていく、ような気がする漫画です。

ような気がする、というのは別に成り上がろうが成り上がり損ねようが、この漫画は言葉の一つ一つが鋭くてセンシティブでどこを切り取っても面白いのでどうでもいいことなのです。些細なことなのです。事実既刊4巻で5回しか番組やってないしそのうち1回は琴欧洲のブログを読んで癒されてくださいで半分乗り切っていたり、しかも次の巻では旅に出るっぽい……? まー、痛快で面白いのは自信を持って言えます。下半期ほとんどこれ読み返してました。


波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス)

 

みっつめ、ゴールデンゴールド

これこそ1巻の時点でホットだったのにズルズル時間が経っちゃったパターンです。

あらすじとしては福の神伝説の伝わる広島県の島に住む少女が干からびた福の神っぽいものを拾って拝んでしまったとこから家のばーちゃんや島の住人を欲望の渦に巻き込んでいく……といった感じでしょうか。

1巻だけだと多少コミカルな部分もありますが2巻3巻と進めていくごとにゾクゾクとする展開で楽しませてくれます。ただ、僕が一番惹かれたのが(もちろん怖い話好きだという理由もあるのですが)広島のローカルCM、それも僕が小さい頃からあるクセの強いCMがほぼフルサイズで、しかもそのCM内で紹介しているのが地元の程近く、何度も行ったことある大島サンシャインサザンセトだったところなのです。そのほかにも島の住人たちのセリフが脳内で完璧に再生されてしまうなどのローカルネタで心を掴まれてしまったのです。

とはいえ、内容は面白いことに変わりは無いのでホラーや怪異が好きな方は要チェックです。

 
ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

 

よっつめ、約束のネバーランド

これはもう説明不要といってもいいでしょうな。だって「この漫画がすごい」の1位ですもの。誰もが認める今面白い漫画です。去年連載が始まった頃からその片鱗は見せていましたが、特に今年ひとつの山場を迎えたところの体が強張るような感じは最高でした。最高です。

 
約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)

 

いつつめ、「新婚のいろはさん」

シュールな4コマが持ち味のOYSTER先生の最新作です。OYSTER先生はほんとにもう大好きで、名前で買っている作家さんの一人であります。

今作でもそのOYSTER節は健在といったところですが、さらにそこにかわいい成分や新生活あるあるなどがテンコ盛りでとてもほんわかできる漫画です。

 
新婚のいろはさん(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

 

以上です。いやはやなんで今までこのスタイルをやらなかったのか。むしろ上半期下半期とかで分けていけそうな感じ出てますよね。これはいい発見をした。大義を得たり。

 

それでは。