べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

気軽さと漫画2018冬のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

以前(※1)、過疎状態の漫画カテゴリーの救済としてやった面白いと思った漫画を列挙するというアレ。

その時には「上半期・下半期とかでできそうだね」と言っていたのですが、とんでもない、四半期でできてしまうぞと。そうやって意識してみると本屋に足を運ぶごとにこれもオススメしたいなというものが出てきてしまっているぞというわけで、早々と第二回と相成りました。

まあ、これまでそういうことをしてこなかったからオススメが溜まっているということもあって来年以降はどうなるかは分かりませんが、とりあえず今年いっぱいは順調にできるはず。フフ、未勝利スポーツ漫画の回(※2)のように偏った変な括りを作れば過去の作品もオススメしていけると分かった今、漫画カテゴリーの躍進が始まりますぞ!

 

それではそれでは、2018年冬。1~3月に新刊が発売された漫画の中から今回も5つほどご紹介致しますよ。前回の時や謎MVの回(※3)の時も「なんで5個?」と自分でも思ったのだけど、5個くらい挙げておけば説得力が出るだろうっていうのと、5個の紹介と一口コメントで個人的にちょうどいいサイズの記事になるからということに気付きました。なんというか、枠組みがどんどんできあがっていくよね。2年以上をかけてようやくね。

前置きが長くなってしまう。それでは参りましょう。前回に引き続き、面白い順とかではなく打順みたいなものなのでそのつもりで。

 

保安官エヴァンスの嘘

凄腕のガンマンであり犯罪者が最も恐れる保安官であるエヴァンスは、モテたい。だが変にカッコつけてしまう性格のせいでまったく女っ気がない。……あれ、なぜだろう、胸が苦しい。

本人としてはカッコつけてモテようとしているのだが、保安官という職業の性質上真面目に職務を遂行しているだけに見られたり、そもそも女を見る目や運がなかったり(冒頭でもナンパ目的で追いかけた女がお尋ね者だったり)。しかし、腐れ縁である賞金稼ぎのオークレイのことは「相手がその気ならやぶさかではない」と思っているが……。

口笛と荒野のRPGワイルドアームズが好きな僕としては大好きな世界観。そして本人は真面目にやってるのに巡り巡ってギャグっぽくなってしまうあたりが痛快で笑えるハードボイルドコメディです。


保安官エヴァンスの嘘 1: ~DEAD OR LOVE~ (少年サンデーコミックス) 

 

まったく最近の探偵ときたら

かつては世間をキャーキャー言わせていたが、最近では加齢における症状という症状をコンプリートしているせいでへっぽこおじさんになってしまった名探偵・南雲と、元気と勢いと規格外の格闘センスを持つ女子高生・真白のデコボコバディコンビが主人公のハイテンポなギャグ漫画。

レギュラーキャラたちもくせ者揃いでまったく飽きさせない作品です。


まったく最近の探偵ときたら (1) (電撃コミックスNEXT)
 

 

とんがり帽子のアトリエ

魔法使いに憧れるも特殊な世界のために諦めていた少女・ココが、見てはいけない魔法をかける瞬間を目にしてしまったために魔法使いの世界に身を投じてしまうお話。

魔法使いの世界の表と裏、そしてココ自身に科せられた運命を緻密なタッチで壮大に描いた作品。読むたびにほぇ~……となってしまいますね。あとアガットが好きです。クセっ毛だから。

 
とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)

 

決闘裁判

正義警官モンジュ』『東京カラス』などの作品で、その信頼から名前で買っている作家さんのひとりである宮下裕樹先生の最新作。

「神は正しき者に勝利をもたらす」という大義名分のもとに、原告と被告が決闘をすることで有罪無罪を決める「決闘裁判」が各地で行われている17世紀初頭の神聖ローマ帝国が舞台のファンタジー作品。

正義警官モンジュ』や『強制ヒーロー』など、「正義とは何か」という作品を数多く描いてきた宮下先生の新たな正義像が感じられます。コミックスの発売前後になると先生のTwitterで世界観の説明という名の作品の毛色には似合わないゆるい1ページ漫画が見られるのも楽しみのひとつです。

 
決闘裁判(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

雨天の盆栽

日常に息苦しさを感じていた主人公・楓が、容姿端麗・才色兼備ながらその言動によって周りから避けられていた雨天と出会う。言動はともかく、実家が盆栽園であるという雨天によって楓は盆栽にひかれていく……といったお話。

農業高校で庭木の剪定とかを軽く習っていたので盆栽はなんとなく気になる分野であったのですが、やっぱり奥深いながらもキャッチーに描かれていて素敵な作品です。

1巻発行時に「好評だったら2巻が出るかも」というニュアンスのアナウンスがされ、このたび好評によって2巻が出たのにまた同じような状況らしいです。そんな綱渡り感のある連載方式も応援したくなるひとつの要因……? いやでももう既に都合2回最終回やってるようなもんなのでもっと安心してまったり読みたいものです。

 
雨天の盆栽 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

 

以上です。個人的にはテレビよろしくバラエティ作品を中心に読んでるほうなんですが、ギャグ漫画2本、ファンタジー漫画2本、日常系1本とバランスの取れた配分になりましたな。

だいたいここでは巻数の少ない、今回でいえば2巻~4巻という「休みの日に一気に読むのにちょうどいい感じ」の作品を取り上げているつもりなのでそういう気軽さにまかせて読んでみるのもいいんじゃないでしょうか?

 

それでは。

 

※1

colapoly.hatenablog.jp※2

colapoly.hatenablog.jp※3

colapoly.hatenablog.jp