やあ、ヤマグチジロウだよ。
最近のべっかんは割とテレビ局の傾向と漫画のお話が多いですよね。深夜バラエティ番組のお話とかしてないですよね。まあ、別にこのブログに一貫性なんてあってないようなものだし、テレビ局の傾向の中にちょちょっとぶっこんでるから全くやってないってこともないのですが。
つまり何を言いたいのかと言えば、今回は久しぶりにそれをやるってお話です。
とはいえ、深夜というには少し早い時間帯なんですけどね。
土曜日夜10時10分から始まる『有田Pおもてなす』です。
有田=くりぃむしちゅー有田哲平が P=プロデューサーとなり おもてなす=スペシャルゲストを笑いでおもてなす。という、タイトルが示すとおりの内容な訳ですが、そのおもてなしかたが一筋縄ではいかないわけです。
まず、スペシャルゲストに膨大な数のアンケートを書いてもらい、趣味や嗜好を探ります。
そしてその趣味嗜好に基づいてお笑い芸人にネタを作ってもらい、スペシャルゲストに満足していただく。
これだけ書けば単純で楽しそうですが、この芸人にネタを作ってもらう交渉をする場面がこの番組の肝なんですよ。
例えば、アンケートに「ぬいぐるみを集めている」という回答があれば「着ぐるみを着て漫才をしてもらいたい」、「息子の合唱コンクールで感動をした」という回答があれば「合唱団を用意するのでネタのどこかに登場させてほしい」など、ネタにエッセンス的に入れる程度ではなく、ネタの根底を覆すかのような無理難題な注文を、有田がプロデューサーという立場から真面目を装っていくつも押し付け、その注文を告げられるたびに悶絶する芸人の姿が痛快で面白いのです。
しかし、それだけではなく毎回その無理難題をこなしつつちゃんとお笑いのネタとして完成させるプロフェッショナルさを同時に見ることができるあらゆる面で痛快な番組な訳です。
このことに関してはプロデューサー(役)の有田も「毎回よくやるなと思ってる」と、思わず本音が出るほど。
そんな長尺のネタを披露する芸人が2組、そして同じくゲストの趣味嗜好から着想を得たショートネタを披露する芸人が何組か登場するバラエティに富んだ性質も併せ持つ43分を味わえることでしょう。
しかしながら金曜夜の『全力!脱力タイムズ』(※1)、同深夜の『くりぃむナンチャラ』(※2)、そして土曜夜にこの『有田Pおもてなす』という、24時間のうちに計3回も。それもゴールデンではあまり目にすることの少ない純度の高い有田哲平が見られる『有田哲平欲張りセット』とも言える贅沢な週末を毎週楽しみにしてる訳ですな。
それでは
※1…こちらも有田哲平が真面目を装って好き勝手ボケまくる自称・報道番組。フジテレビの回でほんのり触れております。
※2…くりぃむナントカから始まり、名前をいくつか変えつつも現在まで続いているくりぃむしちゅーが企画を務める番組。いつかこれについても書きたいね。