べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

オススメと漫画2018春のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

さてさて、なんやかんやあって3ヶ月に1回オススメの漫画を列挙するでお馴染みとなりつつありたい2018年の2回目。春と言ってるが全然春っぽくない(※1)。

一応のレギュレーションとして、期間中に新刊が発売されたオススメの漫画を列挙するということにしているのですが、期間中買い揃えながら「この辺とかかな~」っていうのを作業机にストックしているわけですね。そうするとまとめだす頃にはもう盛り盛りになってるわけですね。……というか「この辺とかかな~」って思ってないものもあるからとにかく盛り盛りなわけですよ。これを片付けるまでがこの記事の役割というわけです。個人的なものです。

 

というわけで前置きが長くなるのがチャームポイント。2018年春(4~6月)に新刊が発売された中から選りすぐった5作品を紹介いたしますぅ~。

例の如く、面白い順とかではなく打順みたいなものです。

 

CANDY & CIGARETTES

SPとして務めていた警視庁を定年退職した平賀雷蔵。しかし難病と戦う孫のために大金を用意しなければならず、辿り着いた先が陰の暗殺組織"独立行政法人SS機構"。そこで雷蔵に与えられた仕事は、凄腕の殺し屋である11歳の女の子の相棒だった。

COPPELION』を描いた井上智徳先生の最新作。前作が放射能汚染によって死の都市になった東京に放射能に耐性を持つ遺伝子を組み込まれた女子高生が降り立つみたいな話だったのですが、この方はキャッチーで心惹かれる設定が上手いですよね。

今作も前作と同じく、そのキャッチーな所から徐々に世の中の暗部に切り込んでいくスタイルになりそうな流れになってきているので期待の膨らむ作品です。

 
CANDY & CIGARETTES(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

荒ぶる季節の乙女どもよ。

文芸部に所属する5人の女子生徒。部員のひとりによる「死ぬ前にセックスがしたい」という発言から、5人がそれぞれの性に翻弄されていくお話。

原作が「あの花」や「ここさけ」の岡田麿里さんで、この方の登場人物一人ひとりがそれぞれの持つ別の問題に振り回されていく群像劇のようなストーリー描写はこの作品でも遺憾なく発揮されています。

 
荒ぶる季節の乙女どもよ。(1) (講談社コミックス)

 

映像研には手を出すな!

設定命、ちょくちょく空想世界にトリップしてしまう浅草みどり、カリスマ読モでアニメではなくアニメーション・動き命のアニメーター志望水崎ツバメ、金儲け命でメンバーのスケジュールやモチベーション維持を担当する敏腕金森さやかの3人が、最強のアニメを作る青春作品。

何といってもスピード感が素晴らしい。こういうアニメだとかを仲間と集まって作るぜ! というような作品はいくつかあると思うのですが、1巻だけで何かしらを完成させるっていうのもなかなか珍しいんじゃないでしょうか。……僕だけでしょうか?

作者がもともと個人でアニメ制作をやっていたらしく、簡素ながら豊かな表情や魅せるための背景、立体感のある画面構成は必見です。フキダシを用いて立体を表現してるのがユニークです。

図らずも作家性をピックアップする作品が続いてしまいましたね。

 
映像研には手を出すな! 1 (1) (ビッグコミックス)

 

最後のレストラン

これまでだいたい5巻以内のものを選んでたのですが、今回これだけはけっこう巻数出てるものです。サンプル数が足りなかったわけじゃなくて、佳境なのかなという展開に入って今一番面白いところだからなんですよ。

内容としましては、ネガティブながら腕は確かなシェフ園場凌のお店"ヘブンズドア"にはいつも不思議なお客が現れる。不思議なお客とは過去の偉人。なんと国内外問わず、歴史上の人物が死の間際に時空を超えて現れるのです。

そして毎回様々な偉人から出される無理難題に名前の如くその場凌ぎやとんちの効いた料理を出して満足してもらうというストーリー。

偉人の好みや性格、歴史的背景などいろんな切り口で偉人の鼻を明かしたり時には背中を押したりする料理を作るので、毎回どんな展開が待ってるのかが楽しみな作品です。

 
最後のレストラン 1 (BUNCH COMICS)

 

京城址女子高生

ご存知(※2)、城マニアな僕のことです。特に最近の城ブーム的に「いずれ女子高生が城跡を巡る漫画とか出るんだろうなあ」と思っており、その際には「どんなもんか見てやろうやないかい」と強気に構えていたところに現れたのがこの作品です。

書店で見つけた時、まあ手に取りますよね。こちらも強気ですから。しかしちょっとタイトルを見たところすぐに何かがおかしいと気がつきました。タイトルは『東京城址女子高生』そう、東京の城跡限定で巡っているんです。

東京の城跡といえば、分かりやすく天守閣が残っていたり復元をされているものはひとつも無く、数あったとされる城跡も都市開発などで土地の形さえも無くなってしまったものがほとんどなので、東京に限定して描くということはだいぶ渋いラインナップになってしまうんですよ。ほほ~ぅ、そういうところをついてくるかと。

そんな城跡事情なので、城跡そのものを楽しむというよりも城があったと思われる場所に出向いて歴史のロマンに浸るといった内容です。なかなかにコアな漫画です。

 
東京城址女子高生 1 (ハルタコミックス)

 

以上です。結構絵やストーリーにクセのある作品が揃ったような気がしますね。

余談ですが、この期間に連載が終了したり終了がアナウンスされたり最終巻が出たりという漫画が多かったので、年末あたりに終わってしまった括りでやってみてもいいかなって思ってます。おおう、超余談だ。

 

それでは。

 

※1 前回も冬かと思ったものですわ。

colapoly.hatenablog.jp

※2 ご存知ですよね?

colapoly.hatenablog.jp