べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

なんともと三拍子のお話。

 

売れる売れないのお話がありましたが*1、そんなことに関係なく今個人的に目が離せないお笑いコンビがいるんです。今回はそんなコンビのお話。

 

そのコンビとは三拍子

三拍子といえば「爆笑オンエアバトル」の中~後期の常連コンビで、通算成績22勝3敗という好成績を残している実力派漫才師。スラっとしたルックスにバキバキの目が特徴のボケ担当・高倉陵と太ったツッコミ担当・久保孝真という見た目のバランスも取れたコンビです。

今、目が離せないとは言いったもののオンバト出演時代から非常に大好きなコンビ*2です。

 

それほどお笑いフリークにとっては周知の実力を持ったコンビですが、4度進出したオンバトのチャンピオン大会のファイナルではいずれも5位以上に入るも優勝はできず。「M-1グランプリ」では準決勝に5回進出するも決勝には縁がないなど、ここ一番で結果の出せないなんとも煮え切らないところもある。

 

そんな三拍子が脚光を浴びたのが「THE MANZAI」2014の決勝にワイルドカード(敗者復活)枠として進出した時だろう。

結果としてはファーストラウンドで敗退だったものの、その年に優勝した博多華丸大吉に肉薄した印象に残る成績だったために直後のテレビのネタ番組への出演が増えたのだが、テレビ露出としてはその時がピークかも知れない。

その後2016年に結成15年を迎え、「M-1」への参加資格を失った現在。なぜ今、三拍子から目が離せないのか。

 

それは三拍子の精力的な活動である。

まずひとつは5~6年ほど前から月ごとに作られている時事ネタ漫才である。社会派的に切れ込んでいくのではなく、コミカルにテンポ良く展開していく漫才で三拍子のネタ独自の絡ませかたもあり毎月見応えのある漫才になっている。

さらにその流れで参加した昨年の時事ネタの大会。周りの芸人が軒並み芸歴5年くらいという中、少し浮いてしまってはいたが、賞金の10万円を取れることを見越して10万円の会場を予約して無料ライブをやると宣言。惜しくも2位となった(このまたもや勝ちきれないあたりがなんとも)が、そのまま赤字を覚悟で決行。そのライブの内容を1ネタごとに、かねてから時事ネタ漫才をアップしていた三拍子の公式YouTubeチャンネル*3で配信している。YouTubeではバカリズムラーメンズジャルジャルなどが公式チャンネルでネタを配信してますが、漫才中心でネタを配信してるのは珍しいので重宝してます。ありがたい。

 

そしてまたこの9月に新たな無料ライブをやるとのこと*4。そのライブ会場で自分たちがシルクスクリーンで印刷したTシャツや、こちらも自分たちで焼いた単独ライブのDVDなど多数のグッズを販売し、「チケット代を払ったらグッズが付いてきたと思ってくれ」という、なんとも応援したくなる姿勢。しかもそのライブの模様も前回同様に配信されたり、また新たにDVD化されたりするらしく、これからお笑い芸人としての新しい活動方法のひとつになっていくその道標になっていくかも知れない。そういった点で目が離せないのである。

 

もちろんそんな多岐に渡る活動だけではなく、2デイズで被りなしのネタライブをするなどネタを量産。THE MANZAIで決勝に上がった頃から目立ち始めた、テーマを軸に一本やりきる漫才は彼ら史上で一番の面白さの安定期に入っているような気がする。

「勇者ああああ」出演時に司会のアルコ&ピースや共演者のザ・パンチに絶賛された漫才のツカミで使っている自己紹介ネタであったり、漫才から派生した歌ネタだったり、高倉がなぜか毎日味噌製品を食べていたりと、持ってる弾も多いので三拍子のこれからの活動と活躍に注目していきたいですね。

 

それでは。

 

*1:前回参照

*2:同じく実力はありながらもいまいち表舞台に出てこれない漫才師5組(磁石、三拍子、流れ星、ハマカーン、タイムマシーン三号)を勝手に「さえないファイブ」と呼んで常に動向をうかがっているコンビ。さえないファイブについてはこちら。

colapoly.hatenablog.jp

*3:

www.youtube.com

*4:残念ながらこの時点でチケットは売り切れ(売り切れっていう言い方は正しいのか分からないが)。