べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

使いたい名言とかってに改蔵のお話。(第4巻)

 

いつも心にかってに改蔵。使いたい気持ちだけはある名言集。

今回は第4巻。3巻の勢いに新キャラまで登場する巻ですね。

今回もビビッときたワードをチョイスしていきます。

 

こーゆーのは最初に一発かまさへんとな! 最初でポジション決まるしな!!

第1話「西から来た女!!」より、とらうま高校に転校してくるなり生徒会長に就任した自称すずのライバル・ジュンが書記と会計の呼び込みに現れず、部室内の人体模型の中から登場した後に言った言葉。地丹が「これであの人のポジション決まったね」と言う通り、ジュンはお笑い系かませ犬ポジションとしてしばらく登場することとなる。最初に一発かました時に使おう。

 

関西人て、お好み焼きおかずにごはん食べるんでしょお

ジュンが関西人ということを知った改蔵が笑いをこらえながら言った言葉。別に普通やろと反論されると「たこ焼きおかずにごはんも食べられるんですか~」と続け、「たこ焼きはおやつ、お好みは食事やろ!!」と反感を買ってしまう。関西人を煽るときに使おう。

 

あきたんで……辞めます

かつて、すずとジュンのデュオがメジャーデビューすることになり、事務所の社長と裸一貫で上京してきたジュンにしれっと告げた一言。この扱いがジュンの怒りへと発展する。しかしこれくらいの気概は持ちたいものである。飽きて辞めたい時に使おう。

 

聞くとなく聞かせていただきました

第2話「科特部部室争奪戦」より、部員が6名を下回るという理由で部室の立ち退きを迫られた科特部に改蔵がロッカーの中から現れながら言った言葉。なんかかっこいいのでニヒルに決めたい時に使おう。

 

ボクが明日、上野公園でC-4爆弾を買ってきます!

生徒会室が徐々に狭くなっていることに気付き、隣の部屋である科特部部室に殴りこんできた生徒会一行が壁を破壊しようとするものの、壁と謎の空間の間がガンダニウム合金で隔たれていることが分かった際に、書記の日辺美男が発した言葉。コマ外の注釈にもあるとおり、上野公園にC-4爆弾は売ってないので気をつけよう。この謎の空間がかってに改蔵の最終回にまで関わってくるとは思うまい。作者も考えていたのだろうか。ちょっとやそっとじゃ壊れないものを目の当たりにした時に使おう。

 

なぜわしらはドキドキできんのじゃー!!

第3話「開幕! 男の祭典!!(祭典と書いてヴァレンタインと読む)」より、男子校であるが故にヴァレンタインでドキドキできないことを嘆くしがらみ工業(通称しが工)の名も無き生徒の言葉。彼の一声で毎年女役を立ててドキドキする伝統「男ヴァレンタイン」が行われることとなった。わけあってドキドキできない時に使おう。

 

あなたを立派な… 女役に仕立ててあげる

地丹が今年の女役(マドンナ)だということが判明し、助けを求められた時の部長と羽美の言葉。意外とかわいく仕上がった模様。壮大な変化をサポートする際に使おう。

 

よかった……病気の子供はいないんだ

第4話「ビギン・ザ・美談!!」より、美談を信じる会ラ・ビダンの片割れが発した言葉。病気の子供のためにとお金を求める婦人にお金を渡した男にバーで待っていた男が「よう、騙されたな」と婦人の嘘を告げると、騙された男が同様のセリフを呟きながら酒を傾けるサントリーウィスキー・ジョニーウォーカーのCMのパロディだが、今でもネット界隈でスラング的に使用されるほどのレジェンドCMである(CM好きを思い出したかのようにアピール)。病気の子供は嘘だったと発覚した時にキザに使おう。

 

仕方がないことなのです

街中の美談をどんどん見つけるラ・ビダンと、その美談を腐す改蔵の元に現れたどんな人の人生も良い方に解釈して美談にしてしまう男、元天才塾・司会コースのヒロシ(関口宏がモデル)がまず最初のターゲットとして地丹を選び、偶然女の子のパンチラを見てしまった地丹が勃起した姿を見たヒロシが語り始めた一言目。なんだか無理やりな感じもあるが、仕方がないことなのです。不慮の出来事の言い訳として使って語りだそう。

 

しゃっくり100回すると、死んじゃうんだぞ!!

第5話「死ぬまで止まらない!?」より、しゃっくりの止まらない地丹に改蔵が叫んだ言葉。誰もが子供の時にどこかで聞いたことがあるであろう迷信である。紫の鏡。しゃっくりをしている人を見かけたら使ってみよう。

 

なんだオマエ、天国行くのか?

あらゆる方法で地丹のしゃっくりを止めようとしていたが「朝からしゃっくりが止まらないのならもう手遅れなんじゃない?」という部長の一言で風向きを変え、死んじゃう→天国に行くということで改蔵が地丹に投げかけた言葉。これもまた煽りに使えそうなので使っちゃおう。

 

 

幻の魚… ひなまを釣りに行くんですよ!

第6話「ひなまつりに行こう!?」より、部員それぞれのひなまつりを過ごしていた科特部に釣り用具を手にやって来た改蔵がどこに行くのか問われた時の言葉。個人的に今でも3月3日になると頭をよぎってしまう呪いにかかっている。3月3日に満を待して使おう。

 

ひいきするのが教師の仕事じゃないですか

第7話「ひいき物語」より、新任教師であるつなよしが開口一番「このクラスの中で一人だけひいきすることにします」と口にしたところ、クラス中から非難を浴びてしまうがこの一言で一蹴した。これを受けた生徒は「目に一点のくもりもない…」「本気で言ってるよ…」「そーとー屈折して育ったのね…」とドン引きだった。贔屓という漢字を覚えたのはこの回のおかげ。教師になったら思い切って使おう。

 

ハゲではない!! 前髪をひいきしてるだけだ!!

ひいきという名の蛮行を働いたつなよしを「ハゲ」と非難した生徒につなよしが詰め寄って叫んだ言葉。ハゲと言われた時の反論材料として使おう。

 

この平等主義者め!!

前髪をひいきしているの流れで7:3分けの生徒を「やや右をひいきしてるんだね」と言った後に、センター分けの生徒を見つけたつなよしの言葉。別にいいことじゃんというようなワードを罵倒が如く使うというセンスで今でも個人的に心に残っている言葉のひとつである。平等主義な人に使おう。

 

相撲体質になったのです

第8話「こんなんでいいわけ?」より、女生徒から「ちょっと太った?」と言われた美人で有名なクラス委員の山田さんのもとに現れた通りすがりの弁護人こういち(元天才塾弁護士養成コース)が体重増加疑惑についてのいいわけとして使われた言葉。いわく、太っているのではなく相撲体質、つまりほとんどが筋肉なので太ったわけではないというもの。太ったと疑われた時のいいわけとして使おう。

 

いいわけ三原則を使うとは、素人もいいとこ!

腕利きの弁護士になるはずだったところを改蔵のせいでただのいいわけ好きになってしまったといいわけ対決を挑んだこういち。例の如くターゲットにされた地丹が先生からテストの点数を問われたいいわけとして風邪をひいていたと言ったところ、改蔵が笑いながらこぼした言葉。いわく、天気、家族(親戚)、病気を使ったいいわけは8割があやしげと統計が出ており(といいつつ後ろにでているグラフでは7割5分があやしげになっている)、プロの使ういいわけではないらしい。いいわけ三原則を使われたら使おう。

 

何言ってんの、私たち友達じゃない!

第9話「忘れていたとも!!」より、羽美に話しかけたにもかかわらず「あなた誰?」と言われてしまった6年4組のかおるが泣きながら訴えた言葉。この回で羽美の友達いないキャラが定着した。友達だと思っていた人に忘れられていた時に使おう。

 

きっとイエティのすみかだ!

第10話「復活のドラマー」より、郷土史のフィールドワークとしてしがらみ山にやってきた科特部一行がとらうま鍾乳洞に差し掛かったところ、部長から古くから伝わる言い伝えに災いがあると知らされたにも関わらず入り口のしめ縄を踏んづけて鍾乳洞に入っていった改蔵の無邪気すぎる言葉。イエティがいそうなところを見つけたら使ってみよう。

 

イガ天バンドよ!!

鍾乳洞の奥に氷漬けになったタンクトップ姿のドラマーを見つけた時の部長の言葉。なぜ氷漬けなのかは、『ガメラ3』を見た影響らしい。元ネタはもちろん平成初期の音楽オーディション番組「イカすバンド天国」通称・イカ天より。タンクトップのドラマーは同番組の象徴とも言えるバンド・たまのドラマー、石川さんの印象に残りすぎる姿である。元ネタからイカ天バンドを見た時に使おう。

 

あなたも父親をイガ天バンドにされてごらんなさい

なんだかんだあって氷漬けから復活したイガ天バンドが世を騒がせ始めた頃に「私はイガ天バンドを許さない」といつになく神妙な顔で言った美人で有名なクラス委員の山田さん。父親がイガ天バンドに憧れて蒸発したという回想を挟み、羽美にどうしたのと聞かれた時の言葉。本家のイカ天バンドには出オチ感のある色モノが多かったので、こう言われた羽美も「それはいやすぎるかも…」と返した。この回でようやく山田さんのバックボーンが出てき始めた。えーっと頑張って使おう。

 

これは…貴族病だ

第11話「気分は上流階級!!」より、話の序盤から少女漫画チックに世界が見えている女の子を部長が新入部員(仮)として招きいれ、素っ頓狂な行動を数々見せた時に改蔵が発した言葉。なんでも夢見がちな新入生が陥りがちな世の中の全てが上流階級に見えてしまう病気らしい。ちなみにその夢見がちな女の子は病から冷めたのか、入部には至らなかったらしく以降に一切出てこない。それっぽい人がいたら使おう。

 

以上。羽美に友達がいない設定や山田さんの親の話など後々に活用される設定が出てきて作品の地盤ができつつある4巻でした。

今読み返しても覚えているワードばかりなので毎回楽しい。

5巻に続く。