べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

スーパースターとテレビ千鳥のお話。

 

えー世の中いろいろありますが、そんな時でものうのうと深夜番組を語りたいんじゃ!

というね、アレですよ。そうです『テレビ千鳥』です。

 

かつては『アメトーーク』で「帰ろか・・・千鳥」という東京のバラエティに馴染めない様子をイジられる企画が放送されるほどに大阪と東京の笑いの違いに苦しんでいた千鳥だが、ノブの「癖が強い!」をはじめとしたツッコミが世間に大ハマりし、今や大人気の大漫才師(読みは「おおにんき-おおまんざいし」)になったのは記憶に新しいところであろう。

そうして人気者になった千鳥があの「帰ろか・・・千鳥」から5年、テレビ朝日冠番組を構えたのが『テレビ千鳥』。もう、かなりの鳴り物入りで始まった番組なのでご存知の方も多いことでしょう。

 

そんな『テレビ千鳥』を、もちろん僕も初回から毎回観ているわけなのですが、観ているうちにふつふつと感じ始めているのが大悟のスターっぷりですね。

ものすごく適当に作っているようで無駄な物を入れず白だしや和風だしにちゃんと頼って毎度ノブの舌を唸らせる「DAIGO'S キッチン」や、ノブがへっぴり腰ですぐに落水したサーフィンを10分以上乗りこなした「スポーツ千鳥」など常に大悟が活躍しているように思える。

特に「一番うめぇレモンサワーを作りたいんじゃ!!」での大暴れっぷりはかなりの衝撃で、録画を消さずに残しておいてふとした時に見返すほどに個人的にお気に入りの回になっています。

 

基本的に「大悟に振り回されるノブ」というスタイルを中心に番組が進行しているのでそう映ってるだけかも知れませんが、少なくとも近年のバラエティでの千鳥ではフォーカスされていなかった部分なのでより新鮮に感じられたわけです。

そういった意味ではノブに「"○○じゃあ~"っていうやつ面白いのに何でもっと使わないの?」とアドバイスをして、ノブのツッコミの核を作ったとも言える加地プロデューサー(『テレビ千鳥』でも総合演出・エグゼクティブプロデューサーを勤める)による、バラエティ番組での大悟の再評価と新たな千鳥の魅力を発掘している番組とも言えるのではないでしょうか。

 

もしかしたらここからスーパースター大悟が認知されて千鳥の人気が不動のものになるようなことがあるかも知れない。

志村けんと飲み仲間になるほどのお気に入りで、そのスターのエキスを存分に浴びている大悟なら、それもあり得る話ではないでしょうか。

それでは。