べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

使いたい名言とかってに改蔵のお話。(第5巻)

 

そして輝くかってに改蔵。使えるか使えないかで言ったら使ってみろの名言集。

第5巻。出てくるヘンタイもネタも絶好調な巻ですよ。

毎度の如くビビっときたワードをチョイスするので使ってみろですよ。

 

これ全部箱ごとください

第1話「これが大人のやり方だ!!」より、しがらみニュータウン内の駄菓子屋吉田に現れた謎の人物の言葉。居合わせた子供たちの「大人買いだ!」というリアクションがこの回のテーマである。それはそうと大人になったら使ってみたい言葉ではあるが、実際に大人になってみるとそんなに箱ごと欲しいものもないのである。

 

大人買いは大人がするするものとは限らない

カードゲームやカプセルトイという一貫性のないものをターゲットにした大人買いを「無差別大人買い事件」と名付け捜査を開始する天才塾捜査一課コース現しがらみ署刑事のしげさんと科特部の面々。その捜査でプロファイラーとしても腕利きであるらしい部長が放った言葉。今の小学生は金持ってるかららしい。しげさんも「犯罪の低年齢化か……」と呟いている(そもそも犯罪ではないことはもう野暮である)。大人買いする子供がいたら使おう。

 

君の天職はズバリ! ファイヤーダンサー!!

第2話「オレは何ですか!?」より、進路に悩む山田さんに突然現れた男(元天才塾人事コース・モムラ)が山田さんの素質を見抜いて言った言葉。ファイヤーダンサーに向いてる人がいたら使おう。

 

いいっ すごくいい! 適材適所!!

騒ぎを聞いてやってきたよし子先生にモムさんが言った言葉。エッチな体をしてるくせに先生をしていたり部長をしていたらそれは適材適所らしい。地味によし子先生初登場? エッチな体をしてる人の職業を知った時に使おう。

 

今年の流行色は白なのよ!

第3話「対改蔵最終兵器!?」より、改蔵に危機を知らせに来たおしゃれ先生が本題よりも前に知らせた言葉。いつの世も白が人気白が人気。流行色を知らせたい時に使おう。

 

さぁ狙え! ちくびをつくなり、へそをなでるなり!

天才塾の残党が再結集し改蔵を狙っているという、新展開(今までと変わらない気が……)を知った改蔵が各所に「俺、狙われてんすよ」とニコニコ触れ回り、いよいよやってきた刺客である元天才塾情報伝達コース・ゆうじに仰向けの大の字になりながら叫んだ言葉。えらくソフトタッチだが、彼なりの弱点なのかも知れない。刺客が現れた時に使おう。

 

5月バカの日だよ!!

第4話「5月1日の悲劇」より、羽美が何かに怯えてる風な改蔵に訳を訊いた際の答え。曰く、エイプリルフールで騙された人が復讐をしに来る日らしい。5月1日に使おう。

 

5月バカはウソをつかれるかわりに、本当の事を言われるのだ

同じく改蔵が5月バカの復讐方法を訊かれた時の言葉。曰く、「ウソをつかれるより、本当の事を言われるほうが10倍も20倍もつらいんだぞ」だそうだ。

 

友達いないだろ

エイプリルフールに改蔵に騙されたという元天才塾童話作家コース・王様が、改蔵の関係者である羽美に告げた本当の事。前巻からの流れでどんどん友達いないキャラにされていく。「ひげはえてるよ」、「妥協?」、「しめってるよ」、「キミ、塾だと明るいんだって?」など、この回は使いたい言葉の宝庫である。若干ふかわりょうみがある。

 

キミんちのカレーちくわ入ってんだって

再び王様が羽美に告げた本当の事。別にいいじゃんという感じだが、本人はものすごくダメージを受けている。このエピソードも後々までイジられる。カレーにちくわが入ってる家庭の人に使おう。

 

キミのフルネームは…

王様が山田さんに告げようとした本当の事。しかしどこからともなく毒矢が飛んできて王様は退治されてしまう。ここから始まり、結局最後まで明かされなかったかってに改蔵七不思議のひとつである。ネット社会になり、ハンドルネームのみで呼ばれることも増えてきた現代になって意味を持ってきた感のある言葉である。

 

 

やっと買った大切なヤキソバパンを貢がされたんです!

第5話「貢いでいたい」より、天才塾からの刺客に山田さんが第一被害者になるというお決まりの展開で山田さんが訴えるように言った言葉。山田さん=ヤキソバパンという図式もここが初出。この巻こういうの多いな。えーっとそういう時に使おう。

 

ロスタイムは!!

第6話「やるで~~~す!!」より、改蔵のクラスの学級崩壊を止めるべく投入されたドォンガが小テストの終了時間に意義を訴えた際の言葉。今ではアディショナルタイムと名称が変更されたが、まあつまりは時間の延長を要求する時に使おう。

 

私、帰宅部だから

第7話「家に帰ろう(気合いで!)」より、季節はずれの(部長「きっと4月にやりそこねたネタなのね」)部活勧誘の際に、部活を訊かれた山田さんの言葉。シンプルな受け答えだが、学校に実在する帰宅部に拘束されてしまう。帰宅部だったら使おう。

 

かわいそうだが、道草者はおいていくのが帰宅のルール!

名将・勝カントク(改蔵)のもと、練習帰宅(練習試合みたいなものらしい)に挑む帰宅部とそれに付いて行く科特部。途中ゲーセンに吸い込まれていった部員に部長の鬼塚権八が泣きながらに放った言葉。直後に羽美が「道草したほうが幸せなんじゃ…」とこぼしているが、まったくである。道草している人がいたら使おう。

 

ガンダムはじまっちゃうだろ

数々の誘惑をスルーし、平然と帰宅の足を進めていくなまあし水産のエース・しらぬいに帰宅の極意を訊いた際の答え。録画予約していないからという強固な理由でカントク共々打ちのめされた(?)。早く帰りたい時に使おう。

 

あるよ…6月に祝日

第8話「休みたいようがいっぱい」より、「6月は祝日がないからキライ」という羽美に改蔵が言った言葉。曰く「歴史上抹殺された幻の祝日」があるらしい。6月に祝日があったら使おう。

 

休んだ日の記憶がまったくないそうです

過去に6月に祝日を満喫していた男性の証言を語る改蔵の言葉。ここからどんどんムー系のアレな展開に突入していく。休んだ日の記憶がまったくない時に使おう。

 

ジメジメの何が悪い!

第9話「こいつは湿気ーだ!」より、梅雨の湿気を嘆く山田さんに謎の人物(秘密結社しめしめ団)が放った言葉。例によって山田さんは第一被害者として湿らされてしまう。ジメジメを嫌う人に使おう。

 

ラヴコメか!?

第10話「どうしようラヴストーリー」より、登校途中に道の角でぶつかった地丹と山田さんに放った改蔵の言葉。ラヴコメっぽい言動をした人に使おう。

 

はーい、ウーミンでーす

第11話「不っ発の日」より、ひとりDJごっこ(ここでいうDJはラジオのDJ)をしていた幼き頃の羽美のテープが改蔵の家から発掘され、学校のラジカセで再生された時の一言目。このラジオのタイトルである「ときめきウーミンナイト」は後にアニメ『さよなら絶望先生』のラジオ番組『さよなら絶望放送』の番外編として日塔奈美による「ときめきナーミンナイト」に流用される。シンプルに痛い挨拶として使おう。

 

内ハネの…部長!!

改蔵の手配した天才塾不発弾処理班によりクラスの人物の不発弾(上記のような過去の恥ずかしいもの)が発掘される中、部長の極秘ノートの中に入っていた写真を見た一同の言葉。ミラノっぽかったりフランスっぽかったりするあの外ハネが昔は内ハネだったことは最大の秘密らしく、謎の煙によって一同の記憶は消されてしまう。頑張って使おう。

 

未来は明るい

第12話「とらうま町最後の日!?」より、1999年7の月(当時)に滅亡する地球から救うノアの箱舟(学校の裏にあった屋形船)に乗せる選ばれし者や物を改蔵と天才塾有識者の方々で選定し、明るい未来を想像した際の言葉。このブログの改蔵シリーズの1巻を書いた際の「残したい言葉」はこの回からきている。未来は明るい時に使おう。

 

山田さんのキャラクターが深く掘り下げられたり、新展開(?)により、元天才塾の人間がほぼ毎回出てくるなど中期に向けての軸が完全に出来上がった巻でしたね。

6巻に続く。