梅雨が長かったけどやっぱり暑かった夏。季節の話をする時はだいたいオススメ漫画列挙の時ですわ。
暑くても漫画読んでた夏シーズン。個人的に、長い間楽しませてもらった漫画が終わってしまったシーズンでした(そのうち書きます)。そんな2019年7~9月に新刊が発売された漫画の中からボコボコとピックアップ。
当然、毎度の如く面白い順とかではなく打順みたいなものです。
まくむすび
仙台星見高校に入学した主人公・土暮咲良は小さい頃から漫画を描いていたが、とあることがきっかけでそのことを隠すようになっていた。高校では「もう子供じゃないんだから」と筆を折るつもりだったが、過去の作品を見返しているうちに未完のものがあることに気づき描き上げて区切りをつけた。……つもりだったが、その描き上げたノートにいろんな偶然が重なって高校の演劇部の手元に渡り、新入生歓迎会の部活紹介で行われた劇の脚本として使われたことから高校演劇の世界に入り込むことになる。
今、個人的に一番続きが待ち遠しい作品です。高校演劇の青臭い甘酸っぱい感じがものすごく好みでどう転がっていくのかが本当に楽しみですね。
僕の心のヤバイやつ
猟奇系中二病の陰キャ・市川は、妄想の中で学校一の美人で雑誌のモデルもやっている陽キャ・山田を殺したいと思っていた。しかし不意に接近し交流するにつれて山田の意外な一面に触れてどんどんと気になっていく。
ヤバイやつです。これはヤバイやつ。ヤバイやつ過ぎて一気に見るなんてできないし、ヤバイやつ過ぎて心がヤバイです。キュンキュンとかそういうレベルのモンじゃないです。あーヤバイ。
見上げると君は
背が低いことがコンプレックスな優希は、チビなのが理由でフラれて塞ぎ込んでいる時に公園で超絶かっこいい女子高生ストリートミュージシャン・高峯に出会う。後に学校が同じことが分かると「これは恋じゃなくて奇跡なんだ」と憧れ混じりで近づいていく。
全体的にさわやかで高峯さんのかっこいい感じも非常に素敵な作品です。なんかヤバイやつと並ぶと僕が大きい女の子が好きみたいになってますが、偶然ですよ。え? 前回の『あの人の胃には僕が足りない』も? 話をややこしくするんじゃないよ。
罠ガール
田舎町で暮らし、家が農家の女子高生・朝比奈千代丸。家の田畑を守るために高校生にしてわな猟免許を取得している彼女とクラスメイトや地元の人たちとの罠猟を通じた交流を描いた業界初の罠猟コミック。
作者がリアル農家であることからいろんな描写が丁寧で、ただ女子高生がキャッキャと罠猟をしているわけではない(もしそうだったとしてもそれはそれでだいぶエグい画ですが)重量感のある作品です。
教えて!! コス姉さん
コスプレに興味があるも、なかなか一歩が踏み出せない主人公・三角。とあるコスプレイベントの会場で出会ったコスプレへの愛が強すぎるお姉さん通称・コス姉さんに、いろいろな扉を開いてもらうコメディ漫画。
コスプレの知識も散りばめられていても堅くなり過ぎず、むしろコス姉さんのコスプレに対する熱量やハイテンションさが楽しい作品です。あと作者さんがなぜか相互フォローなのを自慢しときます。
縦軸はヤバイになりそうですね。いや、お姉さんですかね。……だから偶然なんだってば。
それでは。