べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

オススメ漫画と2019年秋のお話。

 

年の瀬の秋。そうです、いつものやつです。

一昨年の今頃に始まったオススメ漫画も今年一年続けてこれましたね。心なしかどんどん新しいの読みたい欲が出てきてる気がしますね。

というわけで2019年10月~12月の間に新刊が出た漫画の中からピックアップ。

毎度のごとく面白い順とかではなく打順みたいなもんです。

 

ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~

ブラック会社に入社して3年目の天道輝。生気のない毎日を過ごしていたが、ある日街中を襲ったゾンビ・パンデミックによってその日常は激変する。ゾンビから逃げるうちに輝は充実感を感じ始め、「ゾンビになるまでにしたいことリスト」を作る……。

パンデミックものなのにひたすらに楽しそうなのが読んでいて面白いですね。ゾンビものだけじゃなくB級パニック映画っぽい展開もあったりしてとにかく楽しい作品です。

 
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ (1) (サンデーGXコミックス)

 

SPY × FAMILY

名門校の懇親会にしか現れないターゲットに近づくために家族をつくって潜入することを命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。しかし孤児院で引き取った娘は心が読める超能力者、偶然出会った妻役は暗殺者。その素性をお互い隠したまま名門校の受験、学校生活に挑んでいくコメディ漫画。

まあ、次にくる漫画大賞であったりこのマンガがすごい! にも選ばれているので今さら取り上げるほどでもないかも知れませんが、アクションも含めたコメディは秀逸で絵も好みなので続きが楽しみな作品ですよね。

 
SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

 

すべての人類を破壊するそれらは再生できない

「1999年7の月、世界に恐怖の大王が現れて人類を滅ぼすだろう」という予言がまことしやかに出回っていた1998年。そんな予言を皆どこかで気にかけながらもマジックザギャザリングに興じる主人公の加納はじめ。自転車で一時間かけてやってきたカードショップ(兼喫茶店)で同じ学校の優等生・沢渡慧美に偶然でくわして……。

正直ギャザはほんのり触ったことがある程度の知識なのですが、それでも十分に楽しめる作品ですね。中でも1998年当時の文化を感じさせるワードが半ば不自然というほどに散りばめられていて、その辺が楽しめる人にもオススメですかね。

 
すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (1) (角川コミックス・エース)

 

あゝ我らがミャオ将軍

他国との国交を断絶し、世界から孤立していたコルドナ社会主義共和国。しかしそれを主導していた指導者が突然亡くなり、世襲により誕生した新たな指導者はなんと9歳の女の子・ミャオだった。子供らしい奔放な政策で国民や世界を巻き込んでいくドタバタコメディ。

かわいい。とてもかわいい。1話目のしょっぱなからミサイルを誤射しちゃってるけどかわいい。ちょっと気に食わないことがあると「粛清!」といって子供の罰みたいなことをさせちゃうのかわいい。かわいい。かわいいね。

 
あゝ我らがミャオ将軍 1巻 (ゼノンコミックス)

 

廃墟のメシ

かつて栄華を極めた人類がその覇権を失って千年以上が経ち、人類は完全栄養食品「コモンブレッド」を無人で生産するプラントの周辺で辛くも生き延びていた。「コモンブレッド」以外のものを口にすることを禁じられた世界で、探索師であるハルカはかつて存在した食べ物を求めて旅に出る。

世界観バリバリのディストピア系SF。廃墟、箱型でおしゃべり好きなAI、過去の遺産ロボット、聳え立つタワー、探索、そういうの好きって人はまあ間違いないでしょうよ。

 
廃墟のメシ 1 (アルファポリスCOMICS)

 

五者五様の尖がった世界観ですね。縦軸はそんな感じでしょうか。

さて、来年もまた続けていけるように生きていきたいですね。

 

それでは。