べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

気軽さと漫画2018冬のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

以前(※1)、過疎状態の漫画カテゴリーの救済としてやった面白いと思った漫画を列挙するというアレ。

その時には「上半期・下半期とかでできそうだね」と言っていたのですが、とんでもない、四半期でできてしまうぞと。そうやって意識してみると本屋に足を運ぶごとにこれもオススメしたいなというものが出てきてしまっているぞというわけで、早々と第二回と相成りました。

まあ、これまでそういうことをしてこなかったからオススメが溜まっているということもあって来年以降はどうなるかは分かりませんが、とりあえず今年いっぱいは順調にできるはず。フフ、未勝利スポーツ漫画の回(※2)のように偏った変な括りを作れば過去の作品もオススメしていけると分かった今、漫画カテゴリーの躍進が始まりますぞ!

 

それではそれでは、2018年冬。1~3月に新刊が発売された漫画の中から今回も5つほどご紹介致しますよ。前回の時や謎MVの回(※3)の時も「なんで5個?」と自分でも思ったのだけど、5個くらい挙げておけば説得力が出るだろうっていうのと、5個の紹介と一口コメントで個人的にちょうどいいサイズの記事になるからということに気付きました。なんというか、枠組みがどんどんできあがっていくよね。2年以上をかけてようやくね。

前置きが長くなってしまう。それでは参りましょう。前回に引き続き、面白い順とかではなく打順みたいなものなのでそのつもりで。

 

保安官エヴァンスの嘘

凄腕のガンマンであり犯罪者が最も恐れる保安官であるエヴァンスは、モテたい。だが変にカッコつけてしまう性格のせいでまったく女っ気がない。……あれ、なぜだろう、胸が苦しい。

本人としてはカッコつけてモテようとしているのだが、保安官という職業の性質上真面目に職務を遂行しているだけに見られたり、そもそも女を見る目や運がなかったり(冒頭でもナンパ目的で追いかけた女がお尋ね者だったり)。しかし、腐れ縁である賞金稼ぎのオークレイのことは「相手がその気ならやぶさかではない」と思っているが……。

口笛と荒野のRPGワイルドアームズが好きな僕としては大好きな世界観。そして本人は真面目にやってるのに巡り巡ってギャグっぽくなってしまうあたりが痛快で笑えるハードボイルド作品です。


保安官エヴァンスの嘘 1: ~DEAD OR LOVE~ (少年サンデーコミックス) 

 

まったく最近の探偵ときたら

かつては世間をキャーキャー言わせていたが、最近では加齢における症状という症状をコンプリートしているせいでへっぽこおじさんになってしまった名探偵・南雲と、元気と勢いと規格外の格闘センスを持つ女子高生・真白のデコボコバディコンビが主人公のハイテンポなギャグ漫画。

レギュラーキャラたちもくせ者揃いでまったく飽きさせない作品です。


まったく最近の探偵ときたら (1) (電撃コミックスNEXT)
 

 

とんがり帽子のアトリエ

魔法使いに憧れるも特殊な世界のために諦めていた少女・ココが、見てはいけない魔法をかける瞬間を目にしてしまったために魔法使いの世界に身を投じてしまうお話。

魔法使いの世界の表と裏、そしてココ自身に科せられた運命を緻密なタッチで壮大に描いた作品。読むたびにほぇ~……となってしまいますね。あとアガットが好きです。クセっ毛だから。

 
とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)

 

決闘裁判

正義警官モンジュ』『東京カラス』などの作品で、その信頼から名前で買っている作家さんのひとりである宮下裕樹先生の最新作。

「神は正しき者に勝利をもたらす」という大義名分のもとに、原告と被告が決闘をすることで有罪無罪を決める「決闘裁判」が各地で行われている17世紀初頭の神聖ローマ帝国が舞台のファンタジー作品。

正義警官モンジュ』や『強制ヒーロー』など、「正義とは何か」という作品を数多く描いてきた宮下先生の新たな正義像が感じられます。コミックスの発売前後になると先生のTwitterで世界観の説明という名の作品の毛色には似合わないゆるい1ページ漫画が見られるのも楽しみのひとつです。

 
決闘裁判(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

雨天の盆栽

日常に息苦しさを感じていた主人公・楓が、容姿端麗・才色兼備ながらその言動によって周りから避けられていた雨天と出会う。言動はともかく、実家が盆栽園であるという雨天によって楓は盆栽にひかれていく……といったお話。

農業高校で庭木の剪定とかを軽く習っていたので盆栽はなんとなく気になる分野であったのですが、やっぱり奥深いながらもキャッチーに描かれていて素敵な作品です。

1巻発行時に「好評だったら2巻が出るかも」というニュアンスのアナウンスがされ、このたび好評によって2巻が出たのにまた同じような状況らしいです。そんな綱渡り感のある連載方式も応援したくなるひとつの要因……? いやでももう既に都合2回最終回やってるようなもんなのでもっと安心してまったり読みたいものです。

 
雨天の盆栽 1 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

 

以上です。個人的にはテレビよろしくバラエティ作品を中心に読んでるほうなんですが、ギャグ漫画2本、ファンタジー漫画2本、日常系1本とバランスの取れた配分になりましたな。

だいたいここでは巻数の少ない、今回でいえば2巻~4巻という「休みの日に一気に読むのにちょうどいい感じ」の作品を取り上げているつもりなのでそういう気軽さにまかせて読んでみるのもいいんじゃないでしょうか?

 

それでは。

 

※1

colapoly.hatenablog.jp※2

colapoly.hatenablog.jp※3

colapoly.hatenablog.jp

 

 

不思議と謎ミュージックビデオのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

世の中には様々なミュージックビデオ(以下MV)が存在するよね。

ビートルズが発明(?)してから現在までに無数と言ってもいいほどのMVが生まれてはリリースされていますが、その中には名作もあればクソもありその種類は様々。

一応、たまに「クソ漫画」という数ページ漫画をたまにtwitterに垂れ流している僕ですから(※1)、もちろんクソなMV、ダサいMV、大好きなわけですよ。しかしそんなものちょっとググればまとめたものがボコボコ出てくるので、隙間を狙っていく僕は今回謎ミュージックビデオを取り上げたいと思います!

 

謎MVとは、ダサいとは言えないが良作とも言えない。かと言って凡作でもない。不思議なMVをそう呼びます。今から。僕が。

若手にありがちな低予算故にダサいわけでもなく、時代的にダサいわけでもなく、電気グルーヴみたいに狙ってダサいわけでもなく。ウケ狙いなのか真面目なのかもよく分からない。ただ何か傷跡を残して去っていくそんなMVです。今から。

 

前置きはここら辺にして、これまで僕によく分からない傷を残していった謎MVを5つ紹介しましょう(基本的に5つあればいいだろうと思ってる)!

 

ポルノグラフィティ/オー!リバル

近年のポルノの曲の中でも好きな曲ですが、これは何だろう。なぜ増える昭仁。なぜ変なポーズをとる昭仁。ちょっとだけ増えるけどなぜ基本一人なんだ晴一。いろいろとツッコミどころが多くて不思議なMVです。

www.youtube.com

チャットモンチー/Magical Fiction

なぜテツトモ。前半あてぶりなのかと思えば普通になんでだろうをやってるだけだし。でもバイバーイのとこは合わせてるし。終止ソフトフォーカスかかってるのも謎。だけど最後わちゃついてるのちょっとかわいい。

www.youtube.com

中島卓偉/続けろ

熱い熱いメッセージソングで、セットや衣装もスタイリッシュなのにどうしてこんなに笑えてくるんだろう。顔芸とかポージングがコミカルだからかな。あとYouTubeだと字幕が出てるのがさらにじわじわと笑えてくる謎MV。

www.youtube.com

access/SWEET SILENCE

確かに時代的に衣装の前時代感であったり、背景がチープなのは仕方ない部分もある。まあまあ、エレクトロニカの背景としてこういう感じなのは納得できる。しかしそれに上乗せして演奏もしない、歌わない。ただ二人して真顔でカメラを見たり見なかったり。「一体何を見せられているんだ」と思ってしまう謎MV。

www.youtube.com

布袋寅泰/RUSSIAN ROULETTE

布袋さんのMVは不思議で難解なものが多い。『CIRCUS』の増える布袋さんだったり、『スリル』の今ではとてもできないであろうパカパカのようなフラッシュだったり。その中でもこの『RUSSIAN ROULETTE』はめちゃくちゃかっこいいギターリフや歌詞なのに、それを最後のワンシーンで「?」を浮かべたまま去っていくこの感じ。その敵キャラみたいな役、布袋さんじゃなきゃダメだった? とかいろいろツッコミを入れたい謎MV。

www.youtube.com

以上です。全てに言えることだけどどれも曲はめちゃくちゃいいんだよね。だからこそ映像とのギャップに不思議さが増すのかも知れないね。

しかし改めて見返してみたけど、やっぱりよく分からない何かが胸に残るよねぇ~。

 

それでは。

 

 

(※1)…世の中のクソなものを取り上げてあれこれ駄弁る男子高校生のお話。ニコニコ静画にまとめたりもしてるのでよかったらどうぞ。

seiga.nicovideo.jp

 

傾向とテレビ局のお話。【テレビ東京編】

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

これまで何度も触れている通り僕はテレビ、特にバラエティ番組大好き人間なのですが、それについて最近いろいろと気になることがありまして、それをまとめてみようかなと思いまして。

それは何かっていうと、テレビ局ごとにバラエティの傾向みたいなのあるよねということで、もちろんそれはとてもとても1つの記事では(僕の思うちょうどいいサイズに)収まりきらないので分けて書いておりまして、意外とテンポよくできております。第四弾です。

 

さあ今回はテレビ東京

前回のフジテレビと同じく、僕の育った山口県では映らない局ですが、その噂はそんな県にまで轟いておりました。何があってもアニメ流してるってやつです。

東日本大震災が起こった当時、地元でゲームをしていた僕に「これはただごとではないぞ」ということを気付かせたのが「テレ東が臨時ニュースを流している」という情報だったくらいに。

 

それだけでもテレビ東京というテレビ局の特色は現れていると思うのですが、僕の思うテレビ東京のバラエティ番組の傾向は日常の一歩先を見せてくれる局です。

局きっての長寿番組『出没!アド街ック天国』では定番の観光地などは当然のこと、スルーしがちな駅や用事がある時にしか利用しない場所などニッチなエリアまでもを網羅しており、普通に生活しているだけでは出会えない街を知ることができたり。

もう一つ長寿番組といえば『開運!なんでも鑑定団』。こちらは様々なお宝を専門家が鑑定するのがメインのコンセプトだが、長年自宅の蔵に眠っていた物がもしかしたらお値打ち品なんじゃないか、昔名品だと譲り受けた物が本物なのかどうかなど、普段の生活ではなかなか出会えない結論を導き出してくれるところも長く続いている人気の理由のひとつでしょう。

 

最近のもので言えば、『YOUは何しに日本へ?』ですかね。都心を歩いてみたり、昔住んでた広島でも外国人の観光客を見かけたものですが、そういう観光メインの人だけでなく「なんでそんなところに?」と思わせるような、ここでもニッチな外国人「YOU」を見つけ出して密着する番組。日本礼賛ブームの先駆けのように扱われるが、焦点は「日本すごい」ではなく「日本のそんなとこを発見するYOUたちがすごい」だと言うプロデューサーの番組へのこだわりも感じられます。

池の水ぜんぶ抜く』シリーズでも何の変哲もない池が、飼いきれなくなった外来生物を放流されて生態系を揺るがしているという事実を知ることができたり、かと思えば意外な歴史的遺物が発見されたりする身近に感じられながらバラエティに富んだ番組。

どちらも、構成としてはドキュメンタリーのようでありながら身近にある非日常にスポットを当てた番組で、日常生活を送るうえでの新たな視点を与えてくれる番組です。

 

そのほか、様々な分野のマニアたちが車があれば何処に行くかを追う『車あるんですけど…?』や、終電を逃した人を中心に声をかけてタクシー代を出す代わりにカメラが家まで付いていく『家、ついて行ってイイですか?』など、日常に沿いつつもひとつはみ出した番組が多く、テレビ東京という局の独自性を感じます。

近年はTOKYO MXなどの台頭もあって、前述の何があってもアニメを流しているとは言えないほどにアニメの数は少なくなっておりますが、その反面このような番組が増えて他のキー局に迫る勢いを見せているのは面白いですね。

 

それでは。

 

※傾向とテレビ局のお話アラカルト

colapoly.hatenablog.jp

colapoly.hatenablog.jp

colapoly.hatenablog.jp

 

掘りがいと未勝利スポーツ漫画のお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

世の中にはたくさんのスポーツ漫画があるよね。例えば僕が今読んでるのもで言えば今はジャイキリとか、あれ意外と無いな。昔々でいえばH2とかストッパー毒島とか。まあ昔から野球が好きだから野球が多いのだけど。

そんなスポーツ漫画の中で、連載が終わるまで未勝利のものをピックアップしてみたいと思いましてね。

だってジャンプ漫画の三大要素が「友情・努力・勝利」というのはよく聞く話だけれども、ジャンプ漫画だけではないとはいえ、そのうちのひとつである「勝利」を得られていない漫画。しかも勝利が大きな物を言うスポーツを扱った漫画を集めてみたら面白いじゃない? だって4巻以降全然アイスホッケーやってない『行け!!南国アイスホッケー部』(※1)だってそれなりに勝ってたのに! って思ったものでね。以前(※2)漫画カテゴリーの有効活用を掲げたついでにやってみようじゃないかと、そう思ったわけですね。そんな感じでお願いします。

あ、薄々感づいてる方もいるかと思いますが、未勝利で終わるってことはいわゆる打ち切り作品の色もあり、さらにサンプル数も少なく何年も前の作品もピックアップしているのもあって、今現在手に入りにくいものばかりなのですね。そういった中でもKindleで配信されている作品があったりするので、気になったらそっちのほうでチェックしてみてください。

 

Sweep!!

それではひとつめ『Sweep!!』。

タイトル、そして表紙を見れば分かる人もいることでしょう。カーリングの漫画です。

1998年の長野五輪でオリンピックの正式種目に選ばれて以降、知名度も上がりつつある競技ですがまだまだマイナーな競技です。そうなるとメジャーなスポーツと比べるとルールを説明しなくてはいけないというある意味での制約が生まれてしまう。それも相まってメジャースポーツよりも展開が遅くなってしまうという印象も多いです。

とはいえ、ちゃんとルールを説明してくれるのは確かなのでこれを読めばカーリングのルールはだいたい分かります。特に今オリンピックシーズンでカーリングを見る機会も増える時期に読んでみてはいかがでしょうか(なんでもうちょっと早くおすすめできなかったのかとは言わないでおくれ)!

ちなみに全3巻。ラストに主人公とその仲間たちが日本代表として試合に挑んでいる描写がありますが、明確に「勝った」というところがないので、未勝利とさせていただいております(そうしないとサンプル数が少ないもので……)。

(2月25日追記:なんとまあ平昌オリンピックで女子チームが銅メダル! 割と昔からカーリングが好きでこの漫画も手にしたところがあるのでとても嬉しいですね! そだねー)


Sweep!! 1 (バーズコミックス) コミックス

 

RING

続いては『RING』。

あの『世紀末リーダー伝たけし!』を描いた島袋光年先生が例の事件からの復帰後初めて描いた作品です。『トリコ』が復帰作だと思ってる方も多いでしょうが、実はこちらのほうが先で、『トリコ』は少年ジャンプでの復帰作にあたるのです。

そしてこの作品の最も特出されるべきは、この作品で扱うスポーツがこの漫画を描くために作られたオリジナルのスポーツだという点です。

そうなるとメジャー、マイナーどころか、この世に存在してないスポーツなわけですから上記の通り、むしろもっと事細かにルールの説明が必要になってくるというところが、まあ敗因といったところでしょうか(どんなスポーツか、ざっくりと言えば輪投げとサッカーとバスケを混ぜたようなスポーツです)。

奇しくも『Sweep!』と同じく全3巻。その中でも主人公が参加せずにピッチの外でルール説明を受けている紅白戦と、作中での最終戦である練習試合の2試合だけの作品となっております。一応、第一部の終わりとなっておりますが、『トリコ』のほうが大当たりしてしまった現在、第二部以降は未定と言ってもいいでしょう。


Ring 1 (ジャンプコミックスデラックス) 

 

かっちぇる♪

3つ目は『かっちぇる♪』。

こちらはようやくメジャーなスポーツ、バレーの漫画です。

球技大会で偶然見事なトスを決めたことに気を良くした主人公が、部員0・廃部寸前のバレー部を建て直すという、設定としては王道なものです。

しかし主人公をはじめとする登場人物には、スポーツ漫画にありがちないわゆる特殊能力を持っている人物もおらず(途中経験者が入部する程度)、その内容の重きは彼女たちのまったりとした青春にスポットが当てられていると言ってもいいでしょう。全6巻と前出の2作品に比べては多い巻数からもそのまったり感がうかがえます。

ちなみにこの作品の舞台は長崎県で、この作品と『スケッチブック』という作品によって少年期の僕は九州の言葉を身に付けたのです。お陰で同じく長崎が舞台の漫画作品『ばらかもん』や現在大河ドラマで放送されている『西郷どん!』なんかの方言も違和感なく受け入れられております。

 
かっちぇる 1 (月刊マガジンコミックス) 

 

白球少女

ラストは『白球少女』。

未勝利スポーツ漫画というジャンルを思い浮かべて、真っ先に浮かんだ作品がこれです。なぜなら他の作品は何だかんだいっても「もしかしたら勝ってたかも……」という己の記憶への迷いがあったのに比べて、この作品は勝利どころか一試合もしていないからです。

先に述べた通りマイナースポーツならルール説明も必要でしょう。短期打ち切りなら構成上仕方ない部分もあるでしょう。しかしこの作品は野球というどメジャーなスポーツでそこそこな5巻まで出しておきながら一試合もしていない、逆に清清しい作品なのです。

とはいえ、個人的に大好きな作品なんです。一試合もしてない代わりにハイテンションなギャグや、随所に散りばめられた小ネタなどが爽快で、野球をしてない野球漫画では一番好きな作品です(そんなの他に例がないですが)。

特に最終話目前で仲間の部員が裏切って加入した他の高校との練習試合が組まれたにも関わらず見事にすっぽかしたというところで「そうこなくっちゃ!」と心が沸いたものです。

 
白球少女(1) (フレックスコミックス)

 

さてさて、いかがだったでしょうか。如何せんスポーツ漫画というのは守備範囲の際の際なので、この他にも未勝利のスポーツ漫画があったら教えてください。基本的に他人から薦められたものはよっぽど刺さらない限りは手に取らないのですが、この新たな(?)ジャンルは掘りがいがありそうです(巻数も少なそうだしね)。

そんな感じで、一見するとガッカリな作品群のように思えますが、一勝もしてない代わりにそれぞれに面白い部分があるので興味があったら手にとってみてください。

 

それでは。

 

(※1)『行け!!南国アイスホッケー部』は、後に『かってに改蔵』や『さよなら絶望先生』を描く久米田康治先生の連載デビュー作。全23巻。本人曰く、「あだち充作品のような青春スポーツ漫画を描きたかった」はずが、それとは全く逆の下ネタ漫画と化してしまった、ある意味彼の作風を決定付ける作品。

 

(※2)かねてより漫画大好き少年だったにも関わらず、漫画カテゴリーの記事が少ないということで書いた記事。これを書いて以降、買った漫画を意識してみれば半年に1回とは言わず1クールに1回紹介記事書けるんじゃないかと思っている今現在。

colapoly.hatenablog.jp

 

傾向とテレビ局のお話。【フジテレビ編】

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

これまで何度も触れている通り僕はテレビ、特にバラエティ番組大好き人間なのですが、それについて最近いろいろと気になることがありまして、それをまとめてみようかなと思いまして。

それは何かっていうと、テレビ局ごとにバラエティの傾向みたいなのあるよねということで、もちろんそれはとてもとても1つの記事では(僕の思うちょうどいいサイズに)収まりきらないので分けて書いておりまして、分かってるね? 第三弾です。

 

第三弾はフジテレビ。

実は僕の育った山口県ではフジテレビが映らなくて、当時でいえばめちゃイケとかトリビアとかのヒットした番組だけ買い取ってド深夜とか夕方とかに放送しているものを見る程度しか触れ合いがなかったんですよ。

そんななか現在の街に越してきてようやく触れ合えるぞという時にはフジテレビが一番燃えている頃で、現在に至るにつれかつての勢いが薄れているという、そんなフジテレビ人生ですがこのブログはとにかく褒めようみたいなところもコンセプトにあるのでね。ポジティブにいくよ。ポジティブに。

 

そんなフジテレビに感じるバラエティ番組の傾向はやりたい放題と大規模の殿堂の局です。

めちゃ×2イケてるッ!』や『はねるのトびら』でのパロディ企画の数々『とんねるずのみなさんのおかげでした』での大掛かりなセットを利用した企画。『トリビアの泉』や『ほこ×たて』などでも大規模な検証が人気でした。また、矢島美容室や羞恥心をはじめとするヘキサゴンファミリー、エキセントリック少年ボウイオールスターズなど、メディアミックス前提での企画も多く、まさにやりたい放題なテレビ局だと言えるだろう。それも、タレント・スタッフ一丸となってのやりたい放題なので企画がノッたときの爽快さは他の局を逸するものがある。

逆に、『オモクリ監督 〜O-Creator's TV show〜』や『世界は言葉でできている』など文化的な内容を扱う番組では深夜時代に好評を得ていたものでもゴールデンで短命に終わる傾向を感じる。

そういう部分が例えば最近のコンプライアンスの問題でやりたい放題にケチがつくようになったり、予算等の問題で大規模での企画が通りづらいという問題が、昨今のフジテレビの低迷に繋がってるのかも知れない。

 

そんなフジテレビで、現在でもやりたい放題という傾向を感じる番組を2つ紹介しましょう。

 

ひとつめは『さんまのお笑い向上委員会』。

向上長・明石家さんまを中心にお笑い向上委員会メンバーがひな壇に座り、招かれたゲスト向上芸人に言いたいこと(○○をやめろ、××を見習えなど)をぶつけ、お笑い界全体の向上を目指すという、表向きはそういう番組である。

しかし、本編のほとんどは明石家さんまとメンバーによるアドリブ合戦であり、そのアドリブが盛り上がった結果3本撮りのうち1本目はゲスト芸人を呼び出すことができないという事態もたびたび起こり、「一番呼ばれたくない番組」「戦場」などと出演者から恐れられる番組である。

モニター横芸人と呼ばれるノーギャラで参加する芸人(※1)も、トークのハネかたによってはその日の主役にもなりうる、まさに何でもありのやりたい放題な番組といえるでしょう。

 

もうひとつは『全力!脱力タイムズ』。

くりぃむしちゅー有田哲平扮するアリタ哲平がメインキャスターとなり、有識者3人にゲストの俳優、バラエティタレント(主にお笑い芸人)を加えた5人をコメンテーターに招き、ニュースを解説する自称・報道番組。

しかしその中身は、取り上げた特集が「まだVTRができてない」「ボードが間に合わなかった」などという理由から全く関係ない企画に進んだり、事前にゲストに取材した特集が徐々に間違った内容になっていったり、有識者たちが無理やりそれぞれの得意な話題に持ち込んで解説を始めたりと、まったく要領を得ない。その都度唯一の良心であるゲスト芸人がツッコんで軌道修正を試みるも、ゲスト芸人以外の押し進める悪ふざけに終止振り回されるという内容。

近年のワイドショーなどにお笑い芸人が呼ばれて真面目に受け答えをする現状を皮肉った内容にも感じられて毎回楽しみな番組です。

 

3月いっぱいで『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』という長らく局を支えてきた2番組の終了が告げられ、岐路に立っているフジテレビ。ここからフジテレビらしさを貫くのか、新しいフジテレビ像を見せるのか、その動向に注目したい。

 

それでは。

 

(※1)番組初期にイワイガワ岩井ジョニ男がモニター横で見学していたところをさんまがイジったところトークがハネ、ひな壇に「昇格」したことから若手芸人が殺到している枠。過去にサンシャイン池崎や平野ノラがこの枠で出演し、他番組にも進出していったことから芸人の青田買い的な要素も多い。

 

※傾向とテレビ局のお話アラカルト

colapoly.hatenablog.jp

colapoly.hatenablog.jp

colapoly.hatenablog.jp