べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

ヤマグチ・ジロウって何者? 調べてみました! のお話。

こんにちは、ヤマグチ・ジロウです。

皆さんはヤマグチ・ジロウさんという方をご存知ですか?

いろんな活動をされているというヤマグチ・ジロウさん!

せっかくなので調べてみました!

 

Twitter(現X)

ヤマグチ・ジロウさんはTwitterをやっているそうですね。主にアザラシや稲川淳二(通称イナジュン)をリツイート(現Repost)したり、中日ドラゴンズのファンらしく野球に関するツイート(現Posts)も多いみたいです。

さらにわけのわからない物体の4コマ漫画を投稿しているそうなのですが、この物体が何なのかは結局わかりませんでした!

twitter.com

 

ニコニコ漫画

ヤマグチ・ジロウさんはTwitter(現X)などに投稿した漫画をニコニコ漫画にまとめているそうです! 特に先ほどのよくわからない物体の4コマ漫画『ハト』の投稿数が圧倒的に多いですね。

他にも、かわいいシウちゃんというキャラクターが元気に元気な『シウ漫画』。より早く、より四角くがコンセプトの『ましかく』。クソの『クソ漫画』、アーザッスな『アーザッス』などいろんな作品をまとめているようですね!

seiga.nicovideo.jp

 

エオルゼア地形さんぽ

ヤマグチ・ジロウさんは渋芽乃緑茶さんという方と一緒に『エオルゼア地形さんぽ』というYouTubeチャンネルをやっており、毎週土曜日の夜7時に投稿しているそうです!

内容は「ファイナルファンタジー14の世界の地形を、実際の地形の知識を用いてあれこれ考える」がコンセプトらしいですね。このチャンネルでヤマグチ・ジロウさんは構成、語り手、動画編集を担当しているらしく、なんだかとても大変そうなのが伺えますね!

www.youtube.com

 

べっかん

ヤマグチ・ジロウさんは『べっかん』というブログもやっているそうです。ん?このブログ?なんのことでしょうか?

かつてはそこそこ更新していたそうですが最近では開店休業中でM-1グランプリの話題と1年間聴いてた音楽の記事が最後となっているようです。先ほども言ったとおりなんだかとても大変そうなのでしかたないのかも知れませんね!

colapoly.hatenablog.jp

 

SUZURI

ヤマグチ・ジロウさんは先ほどのよくわからない物体の漫画『ハト』に出てくるのキャラクターを中心としたグッズをSUZURIにて販売しているそうです。

個人的には\服部―!/のTシャツや、スパイのTシャツがかわいいと思います!

suzuri.jp

 

LINEスタンプ

ヤマグチ・ジロウさんはやはりよくわからない物体の漫画『ハト』のLINEスタンプも販売しているそうです。

第6弾まで出ているそうなのですが、これだけあるとネタ切れしそうですね。新しいものは出るのでしょうか?

store.line.me

 

Skeb

ヤマグチ・ジロウさんはSkebもやっているそうです。

しかし内容は少なく、Twitter(現X)などでも積極的に宣伝しているわけでもなさそうなので、よく分からずに登録してみたようですね。

https://skeb.jp/@yamaguchi0p

 

いかがでしたでしょうか?

活動がとっ散らかっていたのでまとめてみるためにこのような形式を取りました。この記事をTwitter(現X)のリンクとかにでもしておくといいかな~と思い作ったフシもありますね。また増えたり思い出したりしたら随時挿し込んでいこうと思います。結局のところ、何がメインの活動なのかはわかりませんでした! イェーイ!

 

それでは。

歴史と時間と街裏ぴんくのお話。

 

街裏ぴんくR-1グランプリ2024で優勝した。

突拍子もない嘘で固められた熱い漫談が一人芸の頂点、つまり本物だと認められた瞬間だった。

 

今回はその街裏ぴんくに魅せられた一人として彼の優勝までの道のりをたどってみたいと思います。

 

まず大前提として、街裏ぴんくのネタはすべてが嘘で構成されている。ファンタジー漫談などとも呼ばれているが、すべてが嘘であるということが他に例を見ない最大のストロングポイントであり、弱点でもあった。

「すべてが嘘である」ということが理解できていれば最初から笑えるが、特にR-1などの賞レースでは初見の観客も多く、伝わりきらずに3分、もしくはもっと短い時間が過ぎてしまって苦戦して敗退してきたのがこれまでのR-1での街裏ぴんくである。

 

「すべて嘘」であることが伝わらなければ難しい笑いだということは、本人もやはり気にしてしまうところであるようで「YouTubeに「調べたらこんな施設はない、こんな嘘は良くない」というコメントがくる」という悩みを吐露していたりもする。

最大の足掻きとして、2019年に唯一準決勝に進出した時には、ジャケットの下にでっかく“嘘”と書かれたTシャツを着て挑んでいたりもした。

 

その苦戦が2020年以降に徐々に花開いてきたように思える。決勝進出時に誰よりも芸人に囲まれて宿福を受けていた姿は、ライブで共演している芸人たちも実力を認める一目置かれた存在であることの証明であるし、ハリウッドザコシショウからは特にこの1、2年でいろんな番組などに呼んでもらえる機会が増えていたように感じる。

R-1の紹介VTRでも紹介されていた意欲的な単独ライブや、後輩のトンツカタン森本のYouTubeチャンネル『タイマン森本』に直談判で出演するなど、貪欲さも後押しになったであろう。

youtu.be

 

その中でも僕が個人的に大きな波を感じたのがPodcast『虚史平成』である。

「平成の間に起こった事件や出来事に“たまたま居合わせた”人物の独白」という体裁を取ったラジオは、これ以上ないほどに街裏ぴんくの芸風にマッチしたコンテンツであると感じた。

平成史というある意味共有された記憶の中には「すべて嘘」が異物としてちゃんと浮き上がる仕組みになっている。「すべて嘘」をどう伝えればいいのかという最大の壁が、ずっと容易に伝わるフォーマットなのではないだろうか。

R-1のファイナルラウンドで披露した「初期メンバー」も、この『虚史平成』で配信されている。

open.spotify.com

 

最大の追い風はR-1グランプリのほうから吹いていた。

芸歴制限の撤廃はもちろんのことだが、ネタ時間が従来の3分から4分に変更になった。ここにも「すべて嘘」を伝えるための大きな要因があったとのではないだろうか。

本人も優勝後の会見で「起承転結がつけられた。そこも勝因だと思う」と話している。

 

ということで、街裏ぴんくの優勝には「歴史」と「時間」という追い風があったように思えた。

もちろん、ネタ作りの面にも「すべて嘘」をいち早く理解させるギミックが隠れていて、自身を女芸人と自称するツカミや「こんなん嘘だったらヤバい人でしょ!?」と、観客に嘘という言葉を脳に焼き付けるセリフも抜群に効いていたと感じた。

 

つまり、何が言いたかったのかというと「街裏ぴんくがR-1で優勝する世界、最高だな」ということなんですよー!

そんなお話でした。

 

ちなみに僕が一番好きなネタはコレです。

youtu.be

それでは。

 

2023年の音楽ベスト20のお話。

 

 

今年こそは年内に! いけました。間に合いました!

年内にやってこそなんかやってる意味がると噂の『今年の良かった曲トップ20』~~~!

例によって順番も明日になれば気分で変わるし、現にリストアップしてから今日までで2、3回変わってるのでその辺はそんな感じだとお考えください。それではどうぞ。

 

⑳ 唱 / Ado

艶っていうんですか、Adoにしかできない艶のある歌唱法を余すことなくブチ込んだオンリーワンの曲だと思います。もう全部すごい。

youtu.be

 

⑲ Don't Let Me Go / Somewhere

ウィスパーボイスで浮遊感のある楽曲。年初にリリースされたからか今年かなりの頻度で聴いていたらしい。もちろんそれで違和感なく受け入れているので心に残る曲ですね。

youtu.be

 

⑱ GOLD / PEOPLE 1

もはや推しバンド。当然今年一番聴いているアーティストでした。今年も粒ぞろいの楽曲をありがとうの気持ちです。

youtu.be

 

⑰ チルチルクラブ / グソクムズ

今年初めて知ったんですが、シティ・フォークバンド、はっぴぃえんど等に影響を受けたとある通りスッと受け入れられる心地よさがとてもいいバンドですね。

youtu.be

 

⑯ 夢はさめても / TOMOO

他の人が挙げているのを見るに、どうやら今年はともおの年だったらしい。ファーストアルバムも出したし、いろんなところで取り上げられて飛躍の一年だったと思います。僕はともおのダンサブルな曲が好きなのでこれで。

youtu.be

 

⑮ じゃないんだよ / 新しい学校のリーダーズ

あっ、○○の年と言ったら今年はもう彼女らでしょう。88risingとの契約後はワールドワイド向けの曲が目立っていたけど、『オトナブルー』の大バズり後に『一時帰国』(アルバムタイトル)してのこのアップテンポは「おかえり」の一言でした。

余談ですが、2021年3月の座談会*1でPEOPLE 1と並んでこの新しい学校のリーダーズも挙げていたんですが、去年のPEOPLE 1の躍進だけでもすごかったのに、今年の彼女らはすごすぎてドン引きレベルでしたね。当時の僕に紅白出るよって言っても絶対信じないな。

youtu.be

 

⑭ カレイドスコウプ / NIKO NIKO TAN TAN

NIKO NIKO TAN TANももはや推しグループ。やはりどの曲もいいんですけど、直近リリースでオシャレ感マシマシのこの曲にしました。

youtu.be

 

⑬ 回せ回せよ哲学を-Imagine- / Sean Oshima

80年代のアメリカンポップなテイストってだけでテンションあがる~! な一曲。さわやかな歌声してるからの先入観もあったけど、さっきMV初めて見てこんなに学ランが似合わんもんかねと思いましたね。

youtu.be

 

⑫ VOLCANIC EMOTION / バイレファンキかけ子 feat. valknee

今年一番のわけわからん曲。わけわからんままに2分を駆け抜けていくのが気持ちいいのにヌメっとしててクセになるわけですよ。

ちなみにバイレファンキはブラジルのなんかパーティーでアッパーなジャンルらしいです。

youtu.be

 

⑪ きかいにおまかせ / 家主

スピッツ草野マサムネのロック大陸漫遊記』でも取り上げられたことも記憶に新しい曲。今年はなんだか家主をよく聴いた気がします。その中でもうねるような音使いが心地いいこの曲を選びました。

余談ですが、ロック大陸の同日の回でilliomoteも取り上げられていて、2曲知ってる曲が取り上げられるのは珍しいのでうれしかったですね。っていうかイリオモテって読むの初めて知ったね。

youtu.be

 

➉ 挫けNight / 気づいたら劇団

大阪・堺発、4人と1匹のキラキラミュージカルバンド。90年代初頭のガールズバンドみたいなテンションで「夜は帰りや~」っていう内容を歌うギャップがとてもよかったですね。現代でこれやるって大阪ですね~。

youtu.be

 

⑨ Special Days /  Joint Beauty feat.藤井隆、ピーナッツくん

藤井隆というだけで間違いないのは間違いないのですが、さらに昨年末から今年にかけて大バズりしたピーナッツくんとそれをブッキング面でもサウンド面でも引き合わせたJoint Beautyに拍手な一曲ですね。

youtu.be

 

⑧ ゆうがたフレンド(USEFUL SONG) / 大滝詠一鈴木慶一(冗談ぢゃねーやーず)

大滝詠一氏のアルバムに収録された完全未発表の新曲。元々とんねるずに書き下ろした曲で作詞は糸井重里。それがボツになり、糸井が詞を流用する形でムーンライダーズの曲としてリリース(こちらの作曲は白井良明)。……という経緯もある、かつてムーンライダーズ鈴木慶一と2人で結成してアルバムに1曲収録された冗談ぢゃねーやーずというユニットを50年ぶりに復活させた形で生まれたという、なんとも前置きが長すぎる一曲。

すごくハッピーなアレンジに哀愁漂うボーカルと歌詞が沁みる。こうありたい。

youtu.be

 

⑦ G.A.D / QUBIT

ボーカルDaoko、ギター永井聖一をはじめとするそうそうたるメンバーで構成されたスーパーバンド。特にこの曲はテクノっぽいメロディのコーラスなど、上記の情報を知らずとも頭にこびり付いたクセになる一曲。

youtu.be

 

⑥ さようなら、サイエンスフィクション / Mom

やっぱ好きですわエレクトロ。そう思わせる一曲。一曲の中にいろんな要素が詰まっていて2度3度聴いても新鮮な曲ですね。

youtu.be

 

⑤ 1096 / Cody・Lee(李)

ボーカル・高橋響の高校時代(=1096日)を綴った一曲。僕はCody・Lee(李)の割とおちゃらけた曲が好きなんですが、「こんな幅も出してくるんか!」と感心しましたね。思っていた以上にCody・Lee(李)に魅せられていたということや、自分の高校時代がうるう年の関係で1095日しかなかったこととかいろんなことに気づいた一曲です。

youtu.be


④ タオルケットは穏やかな / カネコアヤノ

シューゲイザーのようなサウンドにカネコアヤノの伸びやかなボーカルが映える一曲。今までちょこちょこ聴いてはいたんですが、この曲で一気に引き込まれましたね。上半期よく聴いてた気がする。そして、なんか今年4:3のMV多いね。

youtu.be

 

③ ミュヲラ / 幽体コミュニケーションズ

幽体コミュニケーションズは一度聴いたら頭から離れないリフ(トラック?)を毎回持ってきてくれて困る。そこに素朴な男女ボーカルがマッチしていて最高。これから新曲を聴く楽しみが増えた。

youtu.be



② 尖らない大人になっても / お米の佃煮

よねくぼによる一人バンド。全楽器、全工程を一人でやるマルチさ、Twitter(現X)を見ているとボーカルギターを務める年齢バンドはもちろん、「今日は○○のドラムサポートです」とか「○○のミックス、マスタリングやりました」みたいなのが混在していて楽しい。

もちろんそれだけではなくて、さわやかなサウンドに「大人になるのはだっせえな 子供のままなのもだっせえな」みたいな引っかかるワードをサクッと入れていて一瞬で気に入って今年引くほど聴いた記憶がありますね。

youtu.be



① The Local Pints / THE LOCAL PINTS

クラフトビールに世界一あうバンド」のコンセプトをもとに醸造所のハウスバンドとして結成されたバンド。醸造所でフェスも主催(MVはそのフェスでOAとして出演した時のもの)しており、出演者もなんか良かったし、クラフトビールの出店がズラッと並んでいるみたいなのでこりゃ一回行ってみたいなと思った次第です。

青空の下でこの曲を浴びながらビールを流し込むのを想像しただけで1位になりましたね。

youtu.be




以上です。今年はいつにも増してバラエティに富むほどいろいろ聴いてた感じがありますね。いや、いろいろ聴いてたからこそ奥底にある好みがはっきりした感もある気がする。

あとスピッツは『美しい鰭』をはじめアルバム曲が入るのは当たり前のことなのであえて外してあります。当たり前のことなので。

そんな感じの2023年でした。よければ聴いてみて、プレイリストに入れたりなんかして素敵な年末をお過ごしください。

それでは。

 

 

ゾクゾクとM-1グランプリ2023のお話。

 

すごいな、実力はもちろんだけど強か過ぎるネタ選びから最終決戦に残る豪運。去年の敗者復活戦敗退から「俺たちが決勝の舞台にいないのはおかしいだろ」と意気込んでヤーレンズと始めた月イチツーマンの慣行だったり、初の決勝進出の発表でも落ち着き払っていたのを見ると、始めから全部見透かしていたとさえ思える令和ロマンの優勝でした。今までに見たことないゾクゾクするすんごい優勝だった。

 

あ、M-1グランプリ2023の話です。こんにちは。

ここ数年の準決勝、敗者復活戦を見ていれば「この人たちはいずれどっかで決勝行くな~」って思っていたコンビがみんなゴッソリ決勝進出といった人選、順当なんだけどワクワクするという新時代を感じさせる9組から始まった今年のM-1

だからなのかどうかは不明だけど、キャッチコピーとは裏腹に爆発の起こりにくい重たい雰囲気の大会だったように思いましたね。

 

その中でも今年1年バチバチに仕上げてきた3組が思い空気をしっかり掴んで最終決戦に進出したと言えるほど、今大会はあの3組が別格といった感じでした。

いやあ、それにしてもすごかったよね令和ロマン。もちろん彼らが面白いってことは魔人無骨時代からとうに分かりきっていたことなんだけど、前述のすべて見透かしていたかのような運びや、もはやないとまで思われていたトップバッターからの優勝等の周辺情報も含めてニューヒーロー誕生を思わせるゾクゾクした優勝だったと思います。

 

個人的な目で言うと、ヤーレンズチャップリンシリーズの初期に常連として強さを発揮していたことだったり*1、『伊集院光とらじおと』ではツッコミの出井がリポーターとしてつつがない進行をしていたことからどうしても肩入れして見てしまう存在だったんですが、去年の「変わらねえな、人生」からのこの1年はヤーレンズ史としてもかなり濃いものだったんじゃないですかね。前述のツーマンからM-1のワンツーが生まれたのはあまりにもできすぎている。

……というかこのツーマンどっちから提案したんですかね。もし令和ロマン側からだったら「この人たちとしのぎを削れば絶対に糧となる」と踏んでの提案なのではと思わせ……いかんいかん、結局話が令和ロマンすごいに行ってしまう。

 

というほどに、ほぼ令和ロマンとヤーレンズのことばかり考えてしまう大会でしたね。個人的に。来年以降のM-1でのヤーレンズと、ニューヒーローたる令和ロマンの各方面での活躍をチェックして生きていこうと思います。

 

あと来年以降のM-1といえばこれまでの3年間がかなりその人ならではのキャラクターを存分に活かした漫才師の優勝が目立っていましたが、今回の令和ロマンの優勝で潮目が変わりそうですね。そう、私はM-1三年周期説を今でも唱えている者です。

それではまた。

 

*1:まだ穏やかで朗らかで、ジャケットの裾も普通でパーマもあてていない頃

colapoly.hatenablog.jp

M-1ティザー動画の曲を予想したいというお話。

こんにちは。年末ですね。ヤマグチ・ジロウです。

 

かつてこの『べっかん』ではかつて、ガキの使い笑ってはいけない24時シリーズのエンディングを誰が歌うのか予想しようと銘打って毎年年末には誰がエンディングの替え歌を歌うのかを予想し、結局ひとかすりもしないままに同番組の終了となってしまった過去があるのです。

しかしその終了以来、年末に予想を立てないという日々を過ごしてきたのですが、今年から予想シリーズを再開しようと思ったわけです。

 

その名も『M-1グランプリのティザー動画に使われる曲を予想しよう!』です。

毎年M-1が好きすぎるスタッフによって作られるティザー動画、ここ数年突如として毎年特定の楽曲を使用したエモい動画を公開するようになったんですよ。

動画の尺がM-1規定の漫才のネタ時間である4分ちょうどということだったり、毎年動画の最後に出てくる芸人が優勝しているというジンクスが生まれるなど、近年のM-1を盛り上げるひとつのコンテンツになっていると言えるでしょう。

こんなお笑い・音楽・年1回の恒例というベン図が重なれば予想せずにはいられんだろう! と思い、立ち上がった次第です。

 

そんなティザー動画の過去の楽曲はこちら。

2019年 RADWIMPS前前前世

2020年 Creepy Nuts『板の上の魔物』

2021年 宮本浩次『昇る太陽』

2022年 ウルフルズ『暴れだす V』

どうです? 実に予想しがいのあるラインナップだと思いませんか?

今年からこいつを予想してやろうというお話です。

 

さて、まずは傾向を読み取っていきましょう。

まずは楽曲の年代。『前前前世』は2016年、『板の上の魔物』と『昇る太陽』は2019年、『暴れだす V』は2005年の楽曲を2021年にセルフカバーしたものとなっております。

一応、使用されている音源自体はリリースから1年以上4年以内のものが使われていますが、去年の『暴れだす』がなかなかジョーカーですよね。これを幅が広がったと見るか、法則通りと見るか。とりあえず広く取っていきましょうか。初回だし。

 

更に読み取るとすれば「前年の優勝者を踏襲している選曲なのでは?」ですね。

例えばミルクボーイが優勝した2019年は、ノーシードから優勝であったり優勝候補のかまいたちが敗退、3年連続2位だった和牛がファイナルに残れずという大波乱の年でまさに「魔物」がいた大会とも言える。

2020年優勝のマヂカルラブリー野田クリスタル宮本浩次とボサッとした長髪にスーツをゆるっと着こなした姿がダブって見えるし、かなり邪推すると土下座ポーズでせりあがってきた姿や最下位経験からの優勝という部分が『昇る』にかかっていると言えなくもない。

2021年優勝の錦鯉もまさに『暴れだす』だった。

そうなると2018年の霜降り明星が浮いてしまうが、『君の名は。』が彗星がキーになる映画だから名前の明星とか、第七世代という超新星が生まれ……う~ん邪推が過ぎるか。

 

とまあ邪推も含めて以上を踏まえて考えた予想がこちら!

 

THE BLUEHEARTS『未来は僕等の手の中』

andymori『革命』

藤井風『damn』

サンボマスター『できっこないを やらなくちゃ』

 

はい、まずは『未来は僕等の手の中』。優勝者ウエストランドと同郷である甲本ヒロトというところをストロングポイントに選曲しました。『賭博黙示録カイジ』のオープニングにも使われ、過酷な競争であるM-1にもマッチすると考えた本命曲です。

『革命』これもウエストランドの優勝という革命が起こったという解釈での選曲。2020年のネタ中の「お笑いは今まで何もいいことがなかったヤツの復讐劇なんだよ」というド偏見も踏まえて。じゃあ『復讐』でもいいじゃんとか、MOROHAのほうの『革命』でもいいじゃんは言いっこナシで。

しかしながらこの2曲、両方とも2分前後と4分ピッタリの動画を作るにはちょっと難しいところなんですよね~。逆に言えば冒頭1分くらい曲に入らなかったら激熱です。

 

そして『damn』これも同郷ポイントが高く、近年リリースというところを踏襲して。それありきなので歌詞も「対象が漫才ってことにすればいけるんじゃね?」と思って選曲したという、なんとも言えないやつです。

『できっこないを やらなくちゃ』は、「ラヴィット!」や「トークサバイバー」でお笑い好きにも馴染みの深いとかいろいろ言ってはみたものの、「こんなん予想に挙げときゃいつか当たるやろ」枠です。前身でいうところのマッキー枠ですね。

 

以上となります。正直少し前に思いついて「やっべぇ、もう準決勝始まるじゃん!」と急いで固まってないぶよぶよした状態のものを出してしまった感がものすごいのですが、来年からは準々決勝あたりで「ジロウさん、そろそろっすよ」って声かけてくれればありがたいですね。

もちろん皆さんの予想も聞きたい。むしろ聞きたい。「その手があったか!」と膝を打ちたい。

 

そんな日々です。それでは。