こんにちは。年末ですね。ヤマグチ・ジロウです。
かつてこの『べっかん』ではかつて、ガキの使い笑ってはいけない24時シリーズのエンディングを誰が歌うのか予想しようと銘打って毎年年末には誰がエンディングの替え歌を歌うのかを予想し、結局ひとかすりもしないままに同番組の終了となってしまった過去があるのです。
しかしその終了以来、年末に予想を立てないという日々を過ごしてきたのですが、今年から予想シリーズを再開しようと思ったわけです。
その名も『M-1グランプリのティザー動画に使われる曲を予想しよう!』です。
毎年M-1が好きすぎるスタッフによって作られるティザー動画、ここ数年突如として毎年特定の楽曲を使用したエモい動画を公開するようになったんですよ。
動画の尺がM-1規定の漫才のネタ時間である4分ちょうどということだったり、毎年動画の最後に出てくる芸人が優勝しているというジンクスが生まれるなど、近年のM-1を盛り上げるひとつのコンテンツになっていると言えるでしょう。
こんなお笑い・音楽・年1回の恒例というベン図が重なれば予想せずにはいられんだろう! と思い、立ち上がった次第です。
そんなティザー動画の過去の楽曲はこちら。
2020年 Creepy Nuts『板の上の魔物』
2021年 宮本浩次『昇る太陽』
2022年 ウルフルズ『暴れだす V』
どうです? 実に予想しがいのあるラインナップだと思いませんか?
今年からこいつを予想してやろうというお話です。
さて、まずは傾向を読み取っていきましょう。
まずは楽曲の年代。『前前前世』は2016年、『板の上の魔物』と『昇る太陽』は2019年、『暴れだす V』は2005年の楽曲を2021年にセルフカバーしたものとなっております。
一応、使用されている音源自体はリリースから1年以上4年以内のものが使われていますが、去年の『暴れだす』がなかなかジョーカーですよね。これを幅が広がったと見るか、法則通りと見るか。とりあえず広く取っていきましょうか。初回だし。
更に読み取るとすれば「前年の優勝者を踏襲している選曲なのでは?」ですね。
例えばミルクボーイが優勝した2019年は、ノーシードから優勝であったり優勝候補のかまいたちが敗退、3年連続2位だった和牛がファイナルに残れずという大波乱の年でまさに「魔物」がいた大会とも言える。
2020年優勝のマヂカルラブリー・野田クリスタルは宮本浩次とボサッとした長髪にスーツをゆるっと着こなした姿がダブって見えるし、かなり邪推すると土下座ポーズでせりあがってきた姿や最下位経験からの優勝という部分が『昇る』にかかっていると言えなくもない。
2021年優勝の錦鯉もまさに『暴れだす』だった。
そうなると2018年の霜降り明星が浮いてしまうが、『君の名は。』が彗星がキーになる映画だから名前の明星とか、第七世代という超新星が生まれ……う~ん邪推が過ぎるか。
とまあ邪推も含めて以上を踏まえて考えた予想がこちら!
THE BLUEHEARTS『未来は僕等の手の中』
andymori『革命』
藤井風『damn』
サンボマスター『できっこないを やらなくちゃ』
はい、まずは『未来は僕等の手の中』。優勝者ウエストランドと同郷である甲本ヒロトというところをストロングポイントに選曲しました。『賭博黙示録カイジ』のオープニングにも使われ、過酷な競争であるM-1にもマッチすると考えた本命曲です。
『革命』これもウエストランドの優勝という革命が起こったという解釈での選曲。2020年のネタ中の「お笑いは今まで何もいいことがなかったヤツの復讐劇なんだよ」というド偏見も踏まえて。じゃあ『復讐』でもいいじゃんとか、MOROHAのほうの『革命』でもいいじゃんは言いっこナシで。
しかしながらこの2曲、両方とも2分前後と4分ピッタリの動画を作るにはちょっと難しいところなんですよね~。逆に言えば冒頭1分くらい曲に入らなかったら激熱です。
そして『damn』これも同郷ポイントが高く、近年リリースというところを踏襲して。それありきなので歌詞も「対象が漫才ってことにすればいけるんじゃね?」と思って選曲したという、なんとも言えないやつです。
『できっこないを やらなくちゃ』は、「ラヴィット!」や「トークサバイバー」でお笑い好きにも馴染みの深いとかいろいろ言ってはみたものの、「こんなん予想に挙げときゃいつか当たるやろ」枠です。前身でいうところのマッキー枠ですね。
以上となります。正直少し前に思いついて「やっべぇ、もう準決勝始まるじゃん!」と急いで固まってないぶよぶよした状態のものを出してしまった感がものすごいのですが、来年からは準々決勝あたりで「ジロウさん、そろそろっすよ」って声かけてくれればありがたいですね。
もちろん皆さんの予想も聞きたい。むしろ聞きたい。「その手があったか!」と膝を打ちたい。
そんな日々です。それでは。