べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

正しいとシン・ゴジラのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

そういえばアレ観たんですよ。シン・ゴジラ

さも最近観たような口ぶりだけど割と早い段階で観たんですよ。いやあポケモンGOといい流行りものに乗れてる感じがして嬉しいですねえ。

それで「なんか感想書きたいな~書きたいな~」と思っていたのだけど、(なんだかんだあったけど要約すると)暑かったので今さらの時期になってしまいました。その間にプラス2回観ちゃいましたが。

あ、多少のネタバレを含むのでその辺は一応御勘弁を。

 

僕が初めて観て一番最初に思ったことが「今だからこその作品だな」ということでした。最初に巨大生物が沖に現れてからテレビ中継によって事の重大さが徐々に明るみに出始めるところやそれによる政府の対応が後手後手になってしまうところ、対策本部が立てられたり再三の記者会見。一旦のパニックが落ち着いた時の市民が意外なほどにナチュラルに日常を取り戻したことや、遅ればせながら名称がつくあたりまでのタイムラインがゴジラという災害の脅威と壮大さをこれでもかと見せ付け、それをテンポよくかつスピーディにこなしていてひたすら顔を強張らせつつもどこかニヤニヤとしてしまう場面の連続でした。

その「今だからこその作品」を映画で、それも特撮で、それもゴジラでやってのけたのだから胸が騒いで「庵野ー(以下略)」と叫ばずにはいられないというものです。

個人的に総理大臣役の大杉蓮はベストキャストだと思います。

 

キャッチコピーも秀逸だったよね。中盤の巨災対が結成されて来るゴジラ第四形態に備え個性的なメンバーによる解析が始まったり、ゴジラ再上陸に対抗する自衛隊というところはまさに「現実 対 虚構」。現実世界が虚構であるゴジラに対する(そのまんまだな)というのももちろんのこと、それに入れられたルビ「ニッポン 対 ゴジラ」も秀逸。虚構=ゴジラっていうのはもちろんなんだけど、現実のほうに"ニンゲン"だとか"ジンルイ"じゃなくて"ニッポン"なところがなるほどなあと感じるわけですよ。

自衛隊を出すのにもいろいろとしがらみがあったり、前述のナチュラルに災害から日常に切り替える市民であったり、夜を徹して家に帰らずに作業する巨災対メンバーへの賛辞であったりいろいろな場面で「ああ、ニッポンだなあ」というのがところどころに散りばめられていて一層キャッチコピーのバッチリ決まってる感じが伝わってきました。

 

終盤。今までティンパニで「タン、タン、タン、ターントントン」で始まってた例のテーマがギターリフに姿を変えて流れたあたりから「好きにしろ」という言葉通りに本当に好き勝手始めやがった。

普段、ゴジラから蹂躙されるばかりだったビルが襲い掛かり、同じく電車が襲い掛かり、血液凝固剤をチューチュー吸わせ、放射熱ガンガン吐くわの中を淡々と吸わせる。とにかく吸わせる。あはは、好き勝手やってるわ。

 

オチ。みんな大好き尾頭課長補佐の推察・発言は一貫して正しかった。通称蒲田くんが陸に上がるか上がらないかの議論の時の「既に自立できる状態であると思われます」であったり、「もしかして核分裂……?」であったり。だからゴジラの放った放射線半減期云々も正しいのでしょう。よかったぁ。

ってことは、着替えていない矢口は相当臭ったんだろうね。なんたって正しいからね。

 

もうちょい書きたかったけど時間かかりすぎたんでこの辺で。

 

それでは。