べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

赤べこと勇者ああああのお話。

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

僕がここでテレビ番組のお話をする時はだいたい深夜番組なんだけど、なんと今回は深夜番組です。相変わらずだな? 相変わらずだよ。

 

ちゃっちゃといきましょう。その番組とは「勇者ああああ~ゲーム知識ゼロでもなんとなく見られるゲーム番組~」。

www.tv-tokyo.co.jp

まあ読んでタイトルが如くですよ。それはもうゆる~いゲーム番組です。

最近Twitterでとあるキャプチャが拡散されたことで有名(?)な番組ですね。

 

どんな番組かというと、メインの出演はアルコ&ピース。彼らのラジオなんかを聴いていれば分かるが、自分たちのホームでは無類の強さを誇り、都合3年間務めたオールナイトニッポンでは評論家から「リスナー参加型番組の最高峰」と称されるほどのトガったフォロワも抱えるコンビですね(反対に記憶に新しい有吉の壁事件(※1)に代表されるようにアウェイでは実力を発揮できない辺りがチャームポイント)。

そんなアルピーがラブレターズうしろシティスーパーマラドーナにニューヨークなど本人たち曰く「横の繋がり」と言うほどの共演歴を持つ芸人をゲストに、ゲームに関する企画を展開するのでホーム感満載でアルピー本来の面白さを見られる貴重な地上波番組なんですよ。

この辺が新しいさえないファイブ(※2)なのかも知れないね。

 

その、ゲームに関する企画の内容の一例を。

まずコマンド危機一髪。格闘ゲームの必殺技コマンドなど、慣れていないと難しいコマンド入力を4人連続で成功させるまで続け、失敗したら電流という傍から見てるだけなら痛快な企画。三四郎のええ声のほう、相田がナレーションを務めるというのを知り、「どんなもんかいのう」と番組内容を見てみたらマリオカートで4人同時にロケットスタートできなかったら電流という文字を見ただけで「あ、これは見よう」と思わせてくれた企画です。僕のためにありがとうな。

次にワンコンタッグマッチ。コンビの片方が目隠しをしたままコントローラーを握り相方の指示のみでゲームを進め、より優れた内容だったコンビが勝利。負けるとコンビ愛を深めるためと称し、地味に嫌~な罰ゲームを受けるという企画。コンビ愛がすごいのか、これまでアルピーはこの企画で全勝を誇っています。

そしてゲーマーの異常な愛情。これはただただオススメの名作ゲームをアルピーにプレゼンするというシンプルな企画。この企画で準レギュラーと言ってもいいほどの活躍を見せているのがヤマグチクエスト(なにこの親近感)。自身で「面白いこと言わなくてよくてゲームのことが喋れる」という、芸人としてどうなのかという発言が飛び出すほどのゲーマー芸人。

その彼がこれまでプレゼンしたゲームが「リンダキューブアゲイン」と「moon」。もう、これだけでそこそこのゲーマーなら彼が信頼できるゲーマーかが分かると思います。数々のゲーマーが認めるプレステの名作だよね。なので赤べこの如く頷きながらプレゼンを見守ってしまってしまう、知ってる人はもう一度、知らない人は初めてやってみたくなる企画ですね。

 

しかしこのヤマグチクエストの持ってくるラインナップが余りにも間違いないので、次は何を持ってくるかな~、クエストならぬジロウだったら「ICO」とかかな~と想像していたんですが、今週の放送で次回予告が入り、なんと「ワンダと巨像」。惜しいなこれ!

……どう惜しいか説明するとめんどいので分かる人だけ赤べこしてください。

 

あまりにも赤べこする番組なのでこれ以上挙げるとキリがないのですが、他にもゆる~いゲーム企画満載です。そもそもアルピーのお二人がそんなにゲームが得意なほうではないのでそれはもうゆる~いゲーム番組ですね。それでもゲームとお笑い好きなら観ておいて損は無い番組だと思います。

さてね、勘のいい方なら気付いているかも知れないですが、この勇者ああああを観ているということは、内村てらすを観てないってことなんですよね。トルネ使ってるので同時撮りも録画しながら別番組を観ることもできないので物理的に(?)観ることができないんですよね~。まあ~、仕方ないっすよね~。あのスタイルをやらないと宣言したも同然だもんね~。まあね~。

 

それでは。

 

※1 有吉の壁事件 … アルコ&ピースD.C.GARAGEのスペシャルウィーク・生放送日に平子が声ガラガラな状態で登場し、理由を訊くと「有吉の壁のロケでどうしても大声を出さなきゃいけない状況に陥った」とのことで、普段落ち着いた芸風である平子が大声を出すなんてどんなものなのだろうとリスナーが心待ちにしていたのだが、ガッツリカットされていただけではなく番組自体にほとんど出てこなかったので、次の週でしこたまイジられた事件。勇者ああああでも声ガラガラの状態で収録している回があった。

 

※2 さえないファイブ … 磁石、三拍子、流れ星、ハマカーンタイムマシーン3号の2000年前後に結成された実力の割に世に出てこない5組のお笑い芸人。ヤマグチジロウが勝手にくくって勝手に言ってるだけである。