べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

オススメ漫画と2020年夏のお話。

 

 

相変わらずです。今シーズンのオススメ漫画のやつです。どうぞよろしくお願いします。

ええ、キングオブコントももちろん覚えております。本当ですとも。

というわけで2020年7~9月に新刊が発表された作品の中からピックアップ。

もちろん面白い順とかではなく、打順みたいなものですね。

 

パッカ

主人公・森末ケイは同じスイミングスクールだった先輩・花園サキに憧れを抱いており、インターハイに出場する実力を持つ彼女に「いつか勝ったら付き合ってよ」と告白する。

翌日、朝練に励んでいたケイはプールの中で突然動けなくなり溺れてしまう。それを助けてくれたのは同じく1年生の水泳部・河野シズク。彼女の正体は河童で、助ける際に咄嗟にした「魂の共有」でケイも河童になってしまう……。

なんか水泳部のラブコメ的なやつかなって思って手にとってみたら一人河童でなぜか嬉しくなっちゃいましたね。だって河童だもん。三角関係の行方やら河童から人間に戻る方法やらケイを溺れさせた人物やらいろんな角度で楽しめる作品です。

 
パッカ (1) (ビッグコミックス)

 

東京トイボクシーズ

eスポーツという名前も定着し始めた現代。プロゲーマーとして密かに活躍していた安曇野蓮の元にeスポーツ科が新設されるという私立白郷学園からスカウトの声がかかる。最初は突っぱねていた蓮だったが、自らの不始末で所属チームから解雇されたことから入学を決める……。

東京トイボックス」から続くシリーズの最新作。無印時代に苦労して作ったゲームがeスポーツの競技としていきなり出てきたり、シリーズファンもニヤリとできるところも散りばめられています。復活した漫画の回*1でも取り上げた際にも語った通り、かなり思い入れのあるシリーズなのでどのようにeスポーツの世界を描いていくのか楽しみな作品です。

 
東京トイボクシーズ 1 (BUNCH COMICS)

 

海辺のキュー

主人公の千穂は、中学生にもなってスマホを持っていないことをからかわれ仲間はずれにされたムシャクシャを晴らしに立ち寄った海岸でイヌのようなウミウシのような生き物に出会う。その謎の生き物にいきなり食べられたらなんだかスッキリしてキューと名づけこっそり飼い始めることに。しかしそれは地球侵略の第一歩だった……?

中学生らしい悩みとそれを食べちゃう謎の生物というお話を、かわいい絵柄で決して(今のところ)大事にならない程度のストーリー。それでいて先の読めない展開で楽しみな作品です。

 
海辺のキュー(1) (ヒーローズコミックス)

 

夏目アラタの結婚

児童相談所に勤務する主人公・夏目アラタ。担当する児童・卓斗がアラタの名を使って自分の父を殺した殺人鬼・品川真珠と文通を取っており「今度直接会って話そう」と言われたことを告げられ、卓斗を殺人鬼から遠ざけるために代わりに面会に行くことに。やっと面会に漕ぎ着けたアラタだったが、顔を見るなり「思ってたのと違う」と踵を返そうとした真珠の気を引こうと咄嗟に「俺と結婚しよーぜ」と口走ってしまう……。

殺人事件の真相を巡るアクリル板を隔てた心理ゲームのようなやりとり、どこか頼りないアラタのキャラクター、そしてその周りで揺れ動く人間関係。様々な要素が入り組んだ飽きの来ない作品。

 
夏目アラタの結婚 (1) (ビッグコミックス)

 

サラウンド

明るいムードメーカーの田島、物静かで変わり者な戸田、飄々とした遅刻常習犯の山口の3人を中心に他愛もない会話や出来事が繰り広げられる学園コメディ。

ゆったりとした関係性ややりとりが心地よくてクセになりますね。これだよこれ~って感じで。あと澤井さんが好きです。

 
 サラウンド 1 (torch comics)

 

以上です。学校学校学校学校!変な生物!河童!殺人鬼!な回になりましたね。これだけ学校舞台に偏ったのは初めてかもね。

 

それでは。