べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

オススメ漫画と2021年冬のお話。

 

 

やべー、堕落にかまけてかなり遅れてしまったーとブログを開いてみたら前回も4日だったからオッケーって感じではじめていきたいと思います(オッケーではない)。

そんなオッケーではない僕の今シーズンのオススメ漫画を列挙する守りたいシリーズ、今回は2021年1〜3月に新刊が発売になった作品からピックアップです。

毎度のごとく面白い順とかではなくて打順みたいな感じです。

 

葬送のフリーレン

10年に及ぶ旅の末、魔王を倒し王都に凱旋した勇者ヒンメル一行。多くの人に讃えられ、もてなしを受ける4人だったが、長命のエルフである魔法使いフリーレンはどこか実感もなく、50年後に再び集うことを約束し4人はそれぞれの道を進み始めた。50年後、4人は再会し約束を果たすと程なくして勇者ヒンメルが亡くなってしまう。彼の葬儀で彼のことを何も知ろうとしなかったことに気付き涙を流したフリーレンは、彼との旅路を辿り、人間を知るための旅にでる。
……そりゃあそうですよ。面白いですよ。マンガ大賞ですもの。僕がどんな言葉を並べてもその評価がすべてを物語りますよ。シーズンを過ごしているうちに何となく取り上げる作品を選り分けているんですがこんなことになるとはね。前回の怪獣8号を早めにツバつけておきたいがために後回しにしたらこれだよ。いやほんと面白いのよ。


葬送のフリーレン (1) (少年サンデーコミックス)

 

神客万来

一日一組限定で願い事を叶えてくれるというツバメ屋ホテル。ひょんなことからそこで働き始めたみちるは、そのホテルのお客さんがすべて「人間ではない」ことを知らされる。
古今東西、あらゆる人外をおもてなすバラエティ漫画。お客さんの伝説などから趣味嗜好を読み解いてドタバタながらもしっかりおもてなしを完遂させるのが見ていて楽しい作品です。


神客万来! 1 (芳文社コミックス)

 

メイドさんは食べるだけ

 英国のお屋敷でメイドとして働くスズメ。とある出来事によって、スズメは日本の小さなアパートで生活をすることに。初めての海外で初めての一人暮らしで心配事もある中、日本の食べ物に興味津々なスズメはアパート、町内狭しと食べるだけの日々が始まる……。
本当に食べるだけ、食べるだけです。食べるものも高級なものではなく、むしろかなり庶民的なものを新鮮な面持ちでおいしく食べるだけ。なんだか小動物的な可愛さも相まってそれを見てるだけ、でも楽しめる作品です。


メイドさんは食べるだけ(1) (イブニングKC)

 

ふりむけばアザラシ

 どこからともなく現れて、誰かを幸せにして去っていくアザラシ。様々な状況に陥った人間たちがそのアザラシに助けられたり癒やされたり振り回したり振り回されたりする少しシュールな作品。
こちとらね、物心ついたころにはアザラシの写真集を抱えてた人間ですよ。そりゃあ書店で見かけたら手に取らざるをえないでしょうよ。内容ですか? 「ふーん、なかなかやるじゃないよ(ニヤニヤ)」でしたよ。


ふりむけばアザラシ 1 (MFC)

 

渡り鳥とカタツムリ

 機械部品の会社で働く入社二年目望月雲平。ある日自分のミスで取引先に迷惑をかけた一件が引き金となり、社用車のまま逃亡してしまう。ご飯も喉に通らない状況で隣の席にたまたま居合わせた女の子・渚つぐみにコーヒーでも飲むかと連れられたのは一台のワゴンカー。彼女は車内を部屋のように改造し、全国を車中泊しながら旅をしていたのだった……。
こういう「男のロマン」的な趣味に傾倒する女の子。というのは数あれど、やっぱりどれもどこか無理やり感は否めない(そこがいいというところもある)んですが、この登場人物のつぐみは「やってそう」感のあるキャラクターとして描かれていてするっと入っていけましたね。作品全体がいきいきしていて楽しいです。


渡り鳥とカタツムリ 1巻 (クランチコミックス)

 

以上です。割と前回が乱雑な舞台がならんだのに対して全体的にほんわかした舞台が多くなりましたかね。それにしても、最近漫画を売りに出したのですが揃いも揃って「見た感じそそられるわけじゃないけどちょっと気になるなあ」程度の印象なのに「ここで紹介する流れもあるし」という建前で買った作品ばかりだったので、もっと長年のジャケ買い力を信じたいと思いましたね。

 

それでは。