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べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。長文を書きたいお年頃。

幸福感とフジファブリックのお話。

音楽

 

やあ、ヤマグチジロウだよ。

11月29日に行って参りました。「フジファブリック HALL TOUR 2015 Hello!! BOYS & GIRLS」ファイナルのNHKホールに。
ようやくといいますか、長い間聴いてきたバンドだけどライブを見るのは初めて(ライブ映像作品はいくつか観たことある程度)だったのですが、そんな初めての生フジファブリックだというのになんと席がオーケストラピット席の4列目ど真ん中。平たく言えばステージと僕の体の間に座席が3席しかないという好席(!)。いやあ、5月のtelephones武道館の2列目といい、こんなすごい位置からこんな大きなライブを、好きなバンドを見られるなんて幸せの極みですね。それはもう我を忘れたかのように楽しむことができました。しかし、好席ということを差し引いてもこの日のライブは最高に濃い、幸福感にあふれたライブでした。

ライブ全体の感じはまあその、その筋のプロの方々のレポートを見ていただくことを前提としまして、細かい細かい部分を。
なんと言っても濃い2時間半でした。2曲目の「虹」の演奏部分でギター・ボーカルの山内総一郎がおもむろにキーボードで囲まれた金澤ダイスケの元へ転がり込み、自身のギターを手渡し無理やりに演奏させ、曲の終了後にダイスケ氏が「2曲目にアレはないでしょう!」「今日のライブは何が起こるか分からない」と言ったように、色んなことが起こった2時間半だったのですよ。
初めてだと言うメンバー3人のアコースティック編成で、観客を座らせゆったりと落ち着いた演奏を披露。その後のMCでは会場のNHKホールにちなんで好きなNHKの番組の話になり、ベース・加藤慎一が観客に問いかけると「サラめし~」とちらほらとレスポンスが帰ってきたり、総くんは「ドキュメント72時間」「プロフェッショナル仕事の流儀」について語っていると、ダイスケ氏がキーボードでプロフェッショナルの番組SEをキーボードで奏で、それに呼応してギターでテーマソングの「Progress」のイントロを弾き、ちょっと歌うという、なんともゆったりまったりしたMCが印象的だった。続いてのメンバー紹介ではサポートメンバーのドラム・BOBO、ギター・名越由貴夫が肩を組んで仲良さげに登場し、笑いを誘ったり、アンコールではダイスケが会場に設置されているパイプオルガンの元へ登場すると「なんかドラクエみたい」と即興で演奏。そのパイプオルガンを加えて再び3人で演奏した後、こちらも再びサポートの2人が肩を組んで登場するなど、ざっと思い返しただけでも印象的なエピソードのオンパレードだった。故に文章が散らかっていても気にしない。仕方ない。

 


そんな色んなことが立て続けに起こったり起こしたりしたライブだったが、そんな中でもメンバーには終始笑顔が見られた。それは、今回のツアーについて「一言で言えば大成功」と言うほどに手ごたえがあったことを感じさせ、引いては会場全体も笑顔だったのではないでしょうか。
特に総くんに関してはギターを手放した時も、ハンドマイクでステージを駆け回った時も、その中で歌詞を間違えてしまった時も、ギターのシールドが抜けてしまった時も、アンコールでギターのチューニングが合わずに演奏が中断した時も、それを由とするかのような笑顔で笑いとばしていた。

僕が「Girl! Girl! Girl!」を初めて聴いた時に感じた新たなフジファブリックの幕開けを、完全にフジファブリックというバンドをものにしたなという感覚を、この目で耳で肌で確かめることができたような気がする。至近距離で(唐突に自慢)。
とまあ、そんな自慢もしたくなるほどに最高なライブだったわけでね。あんな幸福感を味あわせてくれるライブなんてそうそうないぞと、そんな勢いでやはりこんな長文を書いてしまっているわけでね。
これからのフジファブリックをチェックせずにはいられない。そんな気持ちにさせてくれる、本当に最高のライブでした。

それでは。