べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

はしゃぐ男児とガン見する僕のお話。

やあ、ヤマグチジロウだよ。

 

僕の数少ない趣味のひとつに「はしゃぐ男児をガン見する」っていうのがあるんだけど、あ、ちょっと待って最後まで聞いて。テンションの上がりきったそのはしゃぐ男児が見ず知らずの人間からの視線を浴びていると知ったときの反応を見るのが楽しいってだけであって、決して今受話器を握りしめてる皆さんの思ってるようなことじゃないんだ。本当さ、だからその受話器を下ろしてくれよ。実際に警察を呼ばれたら握り締めた拳を鈍器として活用するぐらいしか勝てる方法がないような気がするからさ。

まあ趣味と言っても積極的にはしゃぐ男児をガン見する機会を求めてどこか行くわけではなくて、例えば大型ショッピング施設、まあジャスコかな。ジャスコで買い物してるときにたまたま出くわしたはしゃぐ男児をガン見する程度なんですが、やっぱり男児ってああいうでかいところに行くとテンション上がるんだね。皆さんも一度や二度は目にしたことがあると思うけど、ところかまわず「シャキーンシャキーン! ダダダダッ、ブクシッ!」とかいう擬音を小さい大声で口にしながらその擬音に合ったアクションをしている男児ね、ああいう男児を主にガン見してるんだよね。僕だって、ただテンション高く親御さんに話しかける微笑ましい家族像を見せられてその幸せのカタチをぶっ壊そうだなんて思想の持ち主ではないからさ、「ブクシッ! ブクシッ!」って言ってる男児だけだよガン見するのは。微笑ましい触れ合いじゃないか。

 

前置きが長くなってしまったけども、そのはしゃぐ男児の見られてると気づいた時のリアクションがそれぞれ違ってて面白いんですよ。

例えば一番多いのが目が合った瞬間に苦笑いでごまかそうとするパターンね「いやいや違うんですよ」って感じでね。その後、例のアクションを続行するパターンもあるんだけど、残念ながらその姿に以前のキレはない。

あと何事もなかったかのように立ち去るパターン。ここまでくると「なんか冷めさせてごめんね」と思わないでもない。

 

特に子供らしくて面白かったのは笑顔のまま横スキップで視界からフェードアウトしていった子ね。分かる? 横スキップ。体を大の字に広げてスキップのリズムで足を開いたり閉じたりしながら横移動するアレなんだけどさ。

ちょっとローカルな話だけどイワタくんがよくやってたアレだよ。イワタくん知らない? ゲーセンで競馬の馬を育てるゲームをやってて、頼まれて僕が名づけた馬がそのゲーセン史上最高額を稼いでそのゲーセンの壁に堂々の1位として君臨し続けた時の馬主のイワタくんだよ? 知らない? 思えば高校生にもなってあのステップをする人イワタくん以外見たことないや。

それで最近遭ったパターンが「またお前か」的な雰囲気を出してくる男児ね。まあ僕自身もそいつを見たとき「またお前か」的雰囲気が体から滲み出ていたであろうけど、お互いのオーラが物語っていた通り2度目の遭遇だったんだよね。そうなってしまうともうどうしようもないよね。はしゃぐ男児とガン見する僕、両成敗だよね。今話題の両成敗だよね。まったくだよね。

 

ここまで書いておいてなんなんだけど、私は一体何をやっているのだろう? (浜谷健司チックに)

 

それでは。