べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

ストロングスタイルとニューヨークのお話。

 

最近では次々とお笑い芸人がYouTubeチャンネルを開設していて、もはや芸人にとっての新たなステージになりつつありますね。カジサックの成功でより顕著になった感もあります。

個人的にも以前挙げた三拍子、ジャルジャルはもちろん、日々いろんなお気に入りの芸人たちの動画が次々アップされるのでもうてんやわんやですわ。

今回はそんな中の一組でもある芸人のお話。

 

その芸人はニューヨーク。もう数年前から実力的にも占い的にもあらゆる方向からネクストブレイクに名前を挙げられ、賞レースの準決勝に何度も進出しているにも関わらずイマイチそこからの一歩が遠いコンビなのですが、似たような境遇のバイク川崎バイクとつるんでいるのもなんだか面白い。

目付きのするどいボケの嶋佐とアゴが無くて顔立ちのいい屋敷の二人組。ルックスとしては二人とも割とスタイリッシュな感じですね。

 

ネタのスタイルは最近の若手では珍しい口調が強く偏見に満ちたワードで魅せるタイプのツッコミを軸にしたネタが多く、自他共に認めるストロングスタイルの芸人です。

ネタこそストロングスタイルという硬派なイメージでやっていながらも漫才・コントどちらも評価が高く、さらにはネット番組の司会もこなす器用さもあるんですよね。

そんなスタイリッシュなルックス、ネタの面白さ、なんでも器用にこなす技量がありながらここ数年ネクストブレイク枠に甘んじているという、そういうコンビです。

 

というのもやっぱり時代の影響っていうのも少しあるんじゃないかなって思うんです。

先日放送された『爆笑オンエアバトル20年SP』の後半、現在の若手芸人を集めてのバトルを見た時に、当時の番組進行や芸人キャスティングの傾向、何よりも現場の空気感があまりにも当時の雰囲気そのままに作られていたので余計にレギュラー放送当時と現代のお笑いの差というのがくっきり浮き出て見えたんですよ。レベルの高さというのはもちろんなんですが、昔に比べて優しいネタが多くなったなと。誰も傷つかないネタ。

当時といえば芸人同士もしくはコンビ間での関係性というのがバチバチしていたり、お笑い芸人という立場が今とは違ったのでどちらかと言えば自由度が高く攻撃性のあるネタが多かったのに比べて、やっぱり世の中の流れやお笑い芸人の立ち位置の変化によって全体的に角が取れてきたとでも言いましょうかね。むしろ、そういう制約の中でちゃんと面白いネタを仕上げてくる現代のお笑いのレベルの高さも感じますね。

 

そういう中でニューヨークのネタや芸風である鋭いワードセンスや着眼点、物の言い方というのが現代のお笑いとしては結構刺激的で、それ故に歯車が食い違って炎上してしまったりといったことも起こっています。

しかし、そんな芸風も二人のキャラクターにハマってはいるので、時代に飲み込まれずに突き進んで欲しいです。

 

冒頭でも書いた通り、ニューヨークも数ヶ月前からYouTubeチャンネルを開設しており、過去のライブ映像等を中心にハイペースに投稿をしています。

そんな中でも異彩を放っているのが毎週日曜に生配信している『ニューヨークのニューラジオ』。オールナイトニッポン0でパーソナリティも務めた彼らの文字通り新たなラジオ。芸人のYouTubeでこのスタイルはなかなか珍しいんじゃないでしょうか。

よしもと本社の一室を利用した簡素なラジオブースから作家2人(+1人見習い)と共に放送という少数精鋭のミニマムなものですが、ニューヨークらしいトークは健在です。

www.youtube.com

というように、ストロングスタイルで我が道をゆくニューヨーク。いろんな場所で活躍できる可能性を秘めているので、これからも注目していきたいコンビのひとつですね。

 

それでは。