べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

YouTube大学と中田敦彦のお話。

 

つい一月前に「YouTubeに進出する芸人が増えている」という話題を話したばかりですが、その

中に新たな巨星が現れたのです。

その名も中田敦彦YouTube大学

www.youtube.com

慶應大学卒でガリ勉芸人として知られるオリエンタルラジオ中田敦彦が、『やりすぎ都市伝説』や『しくじり先生』でも披露している独特なプレゼンの切り口をそのままに様々な分野を語りつくすチャンネル。まさに水を得た魚といった彼の最終形態とも言える動画の数々に圧倒されること間違いなしです。

このブログでは以前*1中田敦彦について書いたのですが、その記事が2015年の年末。この方に関してはここから特筆すべきことがいっぱいあったので改めて書いて、改めてリスペクトしていこうと、そういうお話です。よろしくお願いします。

 

というわけでまずは2015年末から現在まで、彼にどのようなことが起こったのか、起こしてきたのかをざっとまとめてみましょう。

と、だいたい時系列順に並んでおります。この他にもRADIO FISHの弟分ユニットFAUSTのプロデュースや、チョコレートプラネットの公式ホームページを手がけるなど細かい活動もしております。

 

わずか4年足らずのうちにこれほどのことを打ち立ててきた彼がなぜ今YouTubeという分野に進出してきたのか。

様々な要素があるのでしょうがひとつ大きく動いたであろう出来事として、キングコング梶原ことカジサックの動画にゲストとして出演したことが挙げられるでしょう。

その動画内でYouTubeの話題になった際にカジサックから「中田は(YouTubeに)向いている。勉強ができるからそういう分野は永遠に需要があるし、そこに特化した芸人はまだいないから」といったようなことを言われていて、中田自身も「これほどYouTubeに関して研究してきた人(カジサック)のアドバイスは重く受け止める」と前向きな姿勢を見せていたんです*5

 

そういった流れでスタートしたYouTube大学。最初は短めの動画で撮影環境もさぐりさぐりだったのですが、ここ2週間くらいで一気にバチッとハマったのかどんどん長尺の講義系、プレゼン系をバンバンアップしており、チャンネル登録急上昇ランキングで1位に輝いています。

内容も勉強ばかりではなく、ジョジョの好きなスタンドランキングや好きな画家や絵本の紹介などバラエティに富んでおり、その全てが深い教養と含蓄、そしてユーモアによって展開されるTHE中田敦彦といった爽快でアツい語り口で楽しめるようになっています*6

更に特出すべき点としては矢継ぎ早にまくしたてる言葉の応酬でしょう。『やりすぎ都市伝説』や『しくじり先生』のようにオーディエンスが相槌を入れることがないのでほぼノンストップで半ば演説じみた講義が続くわけなのですが、多くのYouTuberとは違いカットによる編集をほとんど入れていないのです。それを必要としないほどに訂正や言葉を選ぶ時間、水を飲む間さえもが中田敦彦の講義の一部という、ある種のライブ感みたいなものを演出しているのだと思います*7

4年前の記事でも書いた通り、当時『やりすぎ都市伝説』でしか見られなかった道筋の通った思わずうなりたくなるようなあの語り口の中田敦彦がバンバン見られるのは個人的にもヨダレダラダラです。

 

そんなこれまでの活動や、いろんなところから吸収していった中田敦彦の全てが詰まっている「中田敦彦YouTube大学」。観てるとこっちまでアツくなってくるので必見です。僕自身もなんかアツくなってしまって書きたいことばいっぱい過ぎて困ったあげく、脚注で細かく語ってますのでなんかアツくなったら見てやってください。

 

それでは。

 

*1:こちら

colapoly.hatenablog.jp

*2:前回の記事の中にもPERFECT HUMANという言葉は出てきますが、前回のは『検索ちゃんネタ祭り』でテレビ初披露した頃の記事なので、翌2016年2月の『ENGEIグランドスラム』から一気にハネたといった印象ですかね。

*3:「過激なTシャツをバカ高い値段で売ってやろう」というのがコンセプトのブランド。服の他にもオンラインサロンなどに集まった職人の作品を「適正価格で売ってやろう」という側面もあるブッ飛んだもので、乃木坂に店舗を構えている。正直僕自身もTシャツ1万円というのは「1着持ってたら面白いかも」という絶妙なところで揺れ動いている。

*4:この辺りもチャンネル立ち上げにひとつ噛んでるかも知れないね。

*5:同じ動画内で自身の最大の力を注ぎ込んだ『しくじり先生』が終了した時に心が折れたといったことを言っていたので、その情熱の発散の場にもなっているのかも知れない。

*6:合間合間に挟まるコミカルで分かりやすい例えも漫画やアニメからの影響があるのかなと思ったり。

*7:あまりにも隙間がなさ過ぎて変なタイミングで広告が入ってしまうのはご愛嬌。

令和と伝説の企画のお話。

 

水曜日のダウンタウン』の「新元号を当てるまで脱出できない生活」。予告の時点で面白そうだったけど、それをさらに超えてくる面白さでしたね。ずいぶん前から予告されていたり、番組初の1時間を1企画ぶち抜きであったり、相当自信があったからのことでしょう。

冒頭の番組のヘビーウォッチャーをニヤリとさせた優しい拉致から始まり、絶妙なルールのもとにゲーム性ドラマ性ともに優れ、最後には感動さえ覚える神回でした。演出の藤井健太郎氏も「おそらく二度とできない企画」とツイートするほどの後世まで語り継がれる伝説の企画となったのではないでしょうか。

 

そんな伝説を目の当たりにした熱が冷めやまないので、個人的に伝説の番組、伝説の企画だと思ったバラエティ番組をいくつかピックアップしてみようというのが今回の趣旨というわけです。どうぞよろしくお願いします。

伝説の番組といえば世代的に『内村プロデュース』や『爆笑オンエアバトル』などがありますが、ここでいう伝説というのは前述にもあるとおり「二度とできない」というところに重きをおいたものです。

 

まずは同じく藤井健太郎氏が演出・プロデューサーを務めた『有吉弘行のドッ喜利王』。

2015年に特別番組として放送された番組。大喜利ブロックとドッキリブロックに分かれ、大喜利ブロックで自分の出した回答が後日ドッキリとして自分の身に降りかかるという構造になっており、ドッキリにかけられた庄司智春が発した「テレビって進化してるな!」という言葉はこの番組の評価そのものだったように思える。

しかしこの構造がバレてしまった以上、再び同じ内容でやるのは困難であろうという観点から伝説とさせていただきます。

しかし『クイズ正解は一年後』でもそうだけど、藤井さんは時間差を使った演出が素晴らしいですよね。

 

2つ目は『とんぱちオードリー』内の企画「あがき場」。

若林をMCに、春日を交えた様々な「芸能界であがいている」人たちを集めてトークをする企画。

キャラがコロコロ変わるアイドルや、探偵の仕事ばかりで役者の仕事をほぼしていない俳優、歌手→芸人→アイドル評論家というあがき続ける経歴を持つ男、地底人バンドという香ばしい人たちが集まるトークバラエティと思いきや、トークやVTRを見ていくうちにアイドルの部屋にあったはずのぬいぐるみがアイドル評論家の家にあった疑惑が浮かんだり、そのぬいぐるみが盗聴器の仕掛けてあるものだと(盗聴器に詳しい)探偵が指摘したりと、どんどん雲行きのあやしい方向に進んでいき、最後は地底人バンドの曲に乗せてそれまでのVTRに出てきたアイドル評論家が歌手時代に書いた手書きの歌詞が昔アイドルに届いたストーカーの手紙の筆跡と一致したり、アイドルが自宅を紹介している後ろのクローゼットにアイドル評論家が忍び込んでいたりと全ての伏線が回収されていき最後に「脚本 オードリー」という文面で締められるというもの。

夜中にたまたま見ていたんですが、後半の怒涛の展開と情報量の多さに口をあんぐりさせることしかできなかった素晴らしいフェイクドキュメンタリーでした。

二度とできないとまでは言わないまでも、これほど情報量の多いネタを一番組の一企画として使うという贅沢さはなかなか見られないものだと思います。

 

3つ目は『くりぃむナントカ』内の企画「第二回長渕剛ファン王決定戦」。

くりぃむナントカ』がまだ深い深夜時代の名企画で、くりぃむ上田をはじめとする長渕剛のファンである芸能人が、有田の指示のもと長渕剛のモノマネ芸人・英二の仕掛ける罠(わざと同じ曲を何度も繰り返したり)や、まったく似ていない人の歌う長渕剛などの仕掛けにどれだけ耐えられるかを競う企画です。

第一回の好評につき、55分枠に移動する前の最後の企画として放送されたもので、最初は第一回と同じく有田の執拗な仕掛けに耐えるメンバーで前半の週が終わり。その一週間後の放送、憔悴しきったメンバーのもとに現れたのがなんと第一回をたまたま見て番組に逆オファーをかけてきた長渕剛だった。

当然驚きと興奮でざわつくメンバーだったが、本人のミニライブを目の前に本来のファンの姿を取り戻していくというジーンとくる内容だった。

モニターで見ていた有田も「この企画はもうお蔵入りだね」と呟いたほどこれ以上ない多幸感にあふれた30分だった。

後にファンメンバーだったワッキーが『アメトーーク』の長渕剛芸人でこの時もらったブルースハープを宝物として持ってきていたのでファン王たちにとっては忘れられないものだったに違いない。

 

こんなとこですかね。ななまがりの二人が見事当てた「令和」でも、このような伝説に出会いたいものですね。

 

それでは。

 

使いたい名言とかってに改蔵のお話。(第3巻)

 

令和になってもかってに改蔵。使えそうで使おうとも思わない名言集、第3巻です。

CG原稿にも慣れてきたのか絵柄も安定し始め、ここから10巻くらいまでの絵柄は個人的に好きだったりもします。

というわけで今回もビビっときたワードをピックアップしていきます。

 

100億あれば、1ヶ月は食うに困りません!

第1話「映画を作ろう!!」より、タイタニックの成功を知った改蔵が映画製作を進言。その際にタイタニック興行収入をなぞらえた発言。このくらい大胆にいきたいものです。

 

幻の超大作、山田丸!!

映画製作の土台として、それぞれの好きな映画を挙げていった際に、羽美のラブロマンスもの(不倫もの寄り)、地丹の列車絡みに続いて改蔵が挙げた映画。後に同氏の作品「スタジオパルプ」にてこっそり登場した時には20年ぶりに見たタイトルに沸き立った人も多いだろう。好きな映画を訊かれた時に使おう。

 

雲の形が気に入らねェ

いざクランクインした科特部たちの前に現れ、撮影に参加することとなった巨匠・アキラ監督(上記の山田丸の監督でもある)が、電車の最前部にくくりつけられた地丹のシーンの撮影中のリテイクを出した時の言葉。元ネタの黒澤明のエピソードによるものなので、ストイックに映画を撮る時に一発かまして言ってみよう。

 

すいか

第2話「おやじだよ全員集合!!」にて、幼少の頃に改蔵によっておっさんとあだ名を付けられ、同様の屈辱を味わった者たちを引きつれて復讐にやってきたつばさが、改蔵のあだ名付けの才能を知り、あだ名付け勝負を挑んだ際に小太りの青年に改蔵が放った言葉。幼少期に「体育のあとスイカのにほひがするね」と言われた古傷をたった一言で的確にえぐったあだ名付けだった。気に入らない小太りの人がいたら使おう。

 

どんなイタズラされても、文句言えないってことだぞ!!

第3話「大人のイタズラ大作戦!!」より、ハロウィンに備えて用意していたお菓子を他の科特部メンバーに全部食べられてしまい、このままでは「トリックオアトリート」に応えられないと嘆く改蔵の言葉。直後の地丹の「ハロウィーンは日本じゃ、あまり浸透してませんからね」の言葉通り、当時はほとんど空気のようなイベントだった。僕自身もこの漫画でイメージが定着したくらい。それが今では独自の進化を遂げているので時代の流れを感じますね。改蔵と同様のシチュエーションに出くわしたら使おう。と、言いたいところだけど最早日本のハロウィンにお菓子の要素ある?

 

男汁100%だ!!

お菓子を用意できなかったために元天才塾、特殊イタズラ部隊パンプキンベレーたちの手により校内に様々なイタズラが仕掛けられた。その中のひとつで、ある女子生徒が飲もうとしていた果汁100%ジュースが男汁100%にすりかえられていたというイタズラ。果が男に見えたというのはよほどの天才か、よほど疲れていたであろうことを感じさせるネタ。男汁100%に見えたら使おう。

 

そのトイレットペーパーは、紙やすりととりかえてある!

上記の男汁100%ジュースを誤って飲んでしまい、お腹を壊した地丹がトイレに入った際の改蔵の発言。もちろんパンプキンベレーのイタズラである。子供の頃からくだらなくてこの回大好き。

 

いやぁ、古代のロマンを感じますなぁ

第4話「よみがえる仮面伝説!!」冒頭より、科特部一行がデパートの大エジプト展に訪れた際に改蔵が放った言葉。なんとなく使えそう。

 

実にいぢめがいありそう

大エジプト展に展示されていた被ると集団の中で一番下っぱになる呪いを持ったチタンカーメンのマスクを改蔵が盗んできた流れのてんわやんわでSM女王と楽しんでいた校長の部屋に入ってしまい、女王様と校長のSとMが逆転してしまったところに科特部メンバーが乱入し奪還。我に返った女王様が地丹を見つけて放った言葉。いぢめがいがありそうな人に使おう。

 

なべ奉行が来るじゃないか!!

第5話「料理は愛憎!?」より、科特部でなべをやろうと準備をしていたところに知らされていなかった改蔵が狼狽しながら叫んだ言葉。ちゃんと下町鍋奉行所に許可を取らないと来ちゃうらしい。なべ奉行という言葉をここで初めて知ったのでやっぱりかってに改蔵は教科書。なべを始めようとしているところを見かけたら言おう。

 

このなべふぶき、忘れたとは言わせねえぞ!!

本当に来たなべ奉行がシラを切った(切るように言った)部長にむかって遠山の金さん風に右肩の刺青見せながらを放った言葉。自分がなべ奉行になった時に使おう。

 

闇なべだ!!

お酒っぽいもの(少年誌の最大限の配慮)を飲んで酔っ払った地丹がなべ奉行に「夏は何してんすかぁ~?」と訊くという無礼に怒ったなべ奉行がかくなるうえはと極刑の如く発した言葉。なべ中に怒りを覚えた時に使おう。

 

ハーゴンが作れん……

第6話「乙女の気持ち」より、登校中の改蔵ゲームボーイをしながら呟いていた言葉。当時めっちゃ流行っていたドラゴンクエスト テリーのワンダーランドの配合のことでしょう。人がやってるのを見てるくらいしかしなかった僕でもドラクエのモンスターをいっぱい知ってるのはこのゲームのおかげです。久しぶりにやってみてハーゴンが作れない時に使おう。

 

青いねずみは黄色いねずみに勝てないのでしょうか?

改蔵が校外の人にモテまくっているのを知り、逆行催眠で天才だった頃に戻そうと意気込む羽美。そうとも知らずに相変わらずハーゴンを作っていた改蔵が「128ビットが出ようというこの御時勢に、なんで8ビットのゲームがこんなに面白いんだろう」という言葉に続けた言葉。青いねずみ=(128ビットの)ドリームキャストソニック、黄色いねずみ=(8ビットの)ゲームボーイピカチュウということらしい。奇しくも最近フル3D映画でもこの二匹の対比構造が生まれてしまったので、ここぞとばかりに使おう。

 

信長様早くお逃げください!

逆行催眠をかけられた改蔵が遡り過ぎたために出てきた言葉。おそらく前世である。催眠術をかけられて意識があったら戯れに言おう。

 

 

天才は風邪をひく!

第7話「カゼと共に去りぬ!?」より、風邪をひいてしまった改蔵を見て「バカは風邪をひかない」を逆手に取った羽美の新説。風邪をひいてしまった時に使おう。

 

もうだめだ、ベーブ・ルースを呼んでくれぇ。ぼくのためにホームランを打ってもらんだ

風邪が悪化しつつある改蔵が息も絶え絶え発した一言。説明不要なベーブ・ルースの逸話によるものだが、こちらから呼びつけてというのが何とも図々しい。病状が悪化したら使おう。

 

ネロとパトラッシュの命日じゃないか!!

第8話「"怖い"とクリスマス」より、クリスマスはネロとパトラッシュの命日だから喪に服すべきだと訴える改蔵の言葉。その後現れる改蔵の後輩で元天才塾冠婚葬祭コース・てつろう率いるクリスマス葬儀団によれば、マッチ売りの少女や喜劇王チャップリンなどもクリスマスが命日らしい。クリスマスに異を唱えたい時に使おう。

 

天才大社だ!!

第9話「お正月を伝染そ!」より、科特部メンバーが2年参りに訪れたご利益があると評判の神社に到着した時の改蔵の言葉。硬神様、軟神様といったユニークな神様や、ユニークな参拝客層が特徴の御社。

 

あなた来年厄年ですよ

天才大社の神主である元天才塾宗教法人コースのたかうじが地丹を一目見て告げた言葉。天才歴の計算方法では生まれ年だけではなくあらゆる要素で決まるため、こうなるらしい。全く新しい厄年システムを構築した時に使おう。

 

恋のシュプールもままならぬぅぅ!

第10話「スノボでGO!」より、学校恒例のスキー合宿で訪れたスキー場が苗場ではなくヤングバレーナウスキー場だったことを知ったときの改蔵の叫び。挿絵によればスキーの滑り跡でハートを描くのが恋のシュプールらしい。ままならない時に使おう。

 

シリコン飲んで見返してやる!!

第11話「そ~~~なんです!」冒頭より、手前からおっぱいの大きい順に描かれた入浴中の女子の中で一番後ろに配置された羽美の言葉。コマ外の注釈にもある通り、シリコンは飲むものではありません。貧乳をバカにされた時に使おう。

 

恋の病も治りゃせん!!

入った温泉が草津ではなくほめごろし温泉だったことを知った改蔵の叫び。前回の苗場や2巻での湘南のように改蔵が有名な観光地ではない場所をディスる最初期のお馴染みの流れ。温泉に納得のいかない時に使おう。

 

4人じゃできないのよね

旅館の老婆の情報により、秘湯天才温泉を探しに行って遭難した科特部メンバー。たまたま見つけた山小屋で朝まで眠らずに生き残るために四隅に座って起こし合う方法で夜を明かした朝に部長が告げた事実。怪談などでよく聞くお話だが、これを知ったのもかってに改蔵なのでやはりかってに改蔵は以下略。実際にやってみて言ってみよう。

 

以上、3巻でした。この辺りになるとノリノリで面白いですね。この辺まで読んでを決めた記憶もありますね。やっぱり読み返してて楽しい。

4巻につづく。

ディスカッションとスマブラ追加キャラのお話。

 

これは、スマブラSPに追加の参戦キャラクター第1弾であるジョーカーが実装されてしばらくたったある日に、友人とジョーカーの操作を軽く慣らしながら「次は誰が来るんかなぁ」とディスカッションしたのが楽しかったので思い返しつつ書き起こしたものである。

 

ジャンヌ(ベヨネッタシリーズ)

友人「ジャンヌ来んかなー。ベヨネッタダッシュファイターでいけるでしょ」

ジロウ「あー(ベヨネッタをやったの10年前くらいなので存在を忘れかけてた)」

友人「技とかもまんまだし」

ジロウ「そっかそっか」

友人「いけるっしょ」

ジロウ「でも追加キャラがダッシュファイターってちょっとアレじゃない?」

友人「あー」

 

ゴエモン(がんばれゴエモンシリーズ)

ジロウ「まあ、ベタなのでいけばゴエモン

友人「まあね」

ジロウ「ゴエモンが動くとなれば動く大人も多いでしょ」

友人「↑Bでチェーンキセルでね」

ジロウ「(ジョーカーと被るという言葉を飲み込みつつ)Bで小判、溜めで炎の小判」

友人「切り札はゴエモンインパクト」

ジロウ「スマブラ映えする技の宝庫だな」

友人「いけるやん」

ジロウ「最大の壁はコナミ

友人「コナミ

 

バンジョーとカズーイ(バンジョーとカズーイの大冒険シリーズ)

ジロウ「あとバンカズね」

友人「そうね」

ジロウ「そろそろ歴史的和解が見たい」

友人「なんかあったんだっけ?」

ジロウ「任天堂が切った」

友人「あー」

ジロウ「でも元々は任天堂なわけだし遅いくらいだよね」

友人「技も豊富」

ジロウ「スマブラ映えするね」

友人「そのフレーズ気に入ったん?」

 

カスタムロボ

友人「ロクヨンって言えばカスタムロボがあるじゃん」

ジロウ「懐かしいなぁ」

友人「これいけるんじゃね?」

ジロウ「でも最近もSwitchで似たようなのがあったじゃん」

友人「……」

ジロウ「いろいろパーツ付け替えてコロッセオみたいなとこで戦う……」

友人「……ARMS」

ジロウ「何か言いたいことは?」

友人「……」

 

アルル(ぷよぷよ)

ジロウ「あっアルルは?(ロクヨンぷよぷよやりこんだ勢なのでロクヨンから連想)」

友人「あーあるね」

ジロウ「あり過ぎるでしょ」

友人「あり過ぎて面白くないな」

ジロウ「なんかスベったみたいに言うのやめて?」

 

テイルズシリーズ

友人「任天堂以外で来るとしたらテイルズとか?」

ジロウ「バンナムか」

友人「今いるのは、パックマンか」

ジロウ「でもテイルズから1人選ぶとなると暴動が起きるぞ」

友人「まあな」

ジロウ「ジョーカーは旬というか、最新作だしさ」

友人「テイルズの最新は……ソシャゲかー」

ジロウ「なかなか難しいなぁ」

友人「でもベルベット(ベルセリア)は見てみたい」

ジロウ「わかる。あとミラ(エクシリア)とか」

友人「男だとルーク(ジアビス)とかユーリ(ヴェスペリア)とか」

ジロウ「やっぱ暴動が起こるな」

友人「そうだな」

ジロウ「技はみんなスマブラ映えするんだけどな」

友人「三回目」

 

2B(ニーアオートマタ)

ジロウ「あと2B」

友人「トゥービー?」

ジロウ「ニーアオートマタの」

友人「あーはいはい」

ジロウ「2Bはコラボ慣れしてるからいつでもどんと来いだ」

友人「コラボ慣れ」

ジロウ「コラボビッチだから」

友人「コラボビッチ」

ジロウ「ブレスオブザワイルドとペルソナ5でゲームオブザイヤーを争った三つ巴が再現できるぞ」

友人「三つ巴が再現(物理対決)」

 

 

パワプロくん(実況パワフルプロ野球)

友人「パワプロくんは?」

ジロウ「ん~、なんか弱くない?」

友人「そう?」

ジロウ「打って走って守るだけじゃん」

友人「まあそう言えばそうなるけど」

ジロウ「アシストフィギュア映えならしそう」

友人「新しいのきた」

 

ボンバーマン

友人「あっ(合間合間でありそうなゲームを調べていた)ボンバーマンは?」

ジロウ「あ~確かにいいとこだ」

友人「でしょ?」

ジロウ「ハドソンかぁ」

友人「ハドソンだね」

ジロウ「あれっ、ハドソンって今……あっ、コナミだ。残念」

友人「なんでそんなにコナミに信用ないの?」

 

モンスターハンター

友人「あとこれ(引き続き調べた資料から)、モンハン」

ジロウ「モンハンの……誰?」

友人「そりゃハンターよ。リオレウスが出てきてるし」

ジロウ「あーそういえば出てたねぇ。でもハンターだと武器多すぎない?」

友人「そこはコマンドごとに武器が変わったりさ」

ジロウ「だとしても多いでしょ」

友人「現実味ないか?」

ジロウ「パターンが多すぎてスマブラ映えしないタイプだな」

友人「多すぎてスマブラ映えしないタイプとかあるのか」

 

成歩堂龍一(逆転裁判シリーズ)

友人「あっ(引き続き資料から)成歩堂くんは?」

ジロウ「なるほどう?(あまり詳しくない)」

友人「逆転裁判の」

ジロウ「あー(あまり詳しくない)」

友人「成歩堂くんは格ゲー経験あるから」

ジロウ「へぇ(あまり詳しくない)」

友人「ナムコ×カプコンとかで経験ある」

ジロウ「なるほどー(あまり詳しくない)」

友人「成歩堂

ジロウ「ていうかモンハンも逆転裁判カプコン?」

友人「そう」

ジロウ「地味にすごいなカプコン

 

ダンガンロンパ

友人「他にキャラを差し出せそうなとこあるかな」

ジロウ「う~ん、ダンガンロンパ?(逆転裁判から脳内派生)」

友人「あ~」

ジロウ「ちょっと弱いかな」

友人「キャラとしては強いの多いけどね」

ジロウ「意外と戦ってない」

友人「肉弾戦は弱い」

ジロウ「ニクダンセンロンパ」

友人「は?」

 

風来のシレン

ジロウ「ダンロンはスパチュンだね」

友人「そうだね」

ジロウ「安心安全のチュンソフト

友人「その信用をコナミに分けてあげて」

ジロウ「まあ……チュンソフトだと風来のシレンとか」

友人「なるほど」

ジロウ「バトルカウンターとか使えばいろいろできるし」

友人「うんうん」

ジロウ「おにぎり食べるし」

友人「ん?」

 

ドラゴンクエスト

ジロウ「不思議なダンジョン繋がりでトルネコとか」

友人「トルネコなら他に出すべきやついるでしょ」

ジロウ「そういやドラクエからはまだいないね」

友人「一番ありえるとしたら5の主人公?」

ジロウ「名前をどうするかだな」

友人「どうしてもヨシヒコになっちゃうよな」

ジロウ「ヨォシヒィコォ(スマブラ選択画面のマネ)」

友人「んふっwww」

 

テリー・ボガード(餓狼伝説・キングオブファイターズ)

友人「テリーもあるかもね」

ジロウ「テリー・ボガード?」

友人「ドラクエの話してんだよ。なんだっけそれ」

ジロウ「バーンナッコゥ!」

友人「うわー!」

ジロウ「テリー・ボガードのほうがありそうじゃない?」

友人「悔しいがめちゃくちゃありそう」

ジロウ「格ゲーはキャラクターもいっぱいいるからスピリッツ映えするしな」

友人「映えに左右され過ぎじゃない?」

 

ソニーさん

友人「あっ(再度資料から)グラビティデイズは?」

ジロウ「いいねぇ、キトゥンね。復帰力激強だけど」

友人「そこはまあ、なんとかしてもらってさ」

ジロウ「あっグラビティデイズってソニーじゃん」

友人「ソニ……あー」

ジロウ「さすがにこの壁は厚過ぎるだろ」

友人「ハードの垣根を越えて来ないか」

ジロウ「いけるんだったワイルドアームズとかサルゲッチュとかクラッシュとかさ」

友人「ぼくの夏休みとかどこでもいっしょとかもな」

ジロウ「真っ先にその2つを差し出してきたらソニー鬼畜すぎんだろ」

……

 

ゲームの話は尽きない……

それでは。

 

 

ストロングスタイルとニューヨークのお話。

 

最近では次々とお笑い芸人がYouTubeチャンネルを開設していて、もはや芸人にとっての新たなステージになりつつありますね。カジサックの成功でより顕著になった感もあります。

個人的にも以前挙げた三拍子、ジャルジャルはもちろん、日々いろんなお気に入りの芸人たちの動画が次々アップされるのでもうてんやわんやですわ。

今回はそんな中の一組でもある芸人のお話。

 

その芸人はニューヨーク。もう数年前から実力的にも占い的にもあらゆる方向からネクストブレイクに名前を挙げられ、賞レースの準決勝に何度も進出しているにも関わらずイマイチそこからの一歩が遠いコンビなのですが、似たような境遇のバイク川崎バイクとつるんでいるのもなんだか面白い。

目付きのするどいボケの嶋佐とアゴが無くて顔立ちのいい屋敷の二人組。ルックスとしては二人とも割とスタイリッシュな感じですね。

 

ネタのスタイルは最近の若手では珍しい口調が強く偏見に満ちたワードで魅せるタイプのツッコミを軸にしたネタが多く、自他共に認めるストロングスタイルの芸人です。

ネタこそストロングスタイルという硬派なイメージでやっていながらも漫才・コントどちらも評価が高く、さらにはネット番組の司会もこなす器用さもあるんですよね。

そんなスタイリッシュなルックス、ネタの面白さ、なんでも器用にこなす技量がありながらここ数年ネクストブレイク枠に甘んじているという、そういうコンビです。

 

というのもやっぱり時代の影響っていうのも少しあるんじゃないかなって思うんです。

先日放送された『爆笑オンエアバトル20年SP』の後半、現在の若手芸人を集めてのバトルを見た時に、当時の番組進行や芸人キャスティングの傾向、何よりも現場の空気感があまりにも当時の雰囲気そのままに作られていたので余計にレギュラー放送当時と現代のお笑いの差というのがくっきり浮き出て見えたんですよ。レベルの高さというのはもちろんなんですが、昔に比べて優しいネタが多くなったなと。誰も傷つかないネタ。

当時といえば芸人同士もしくはコンビ間での関係性というのがバチバチしていたり、お笑い芸人という立場が今とは違ったのでどちらかと言えば自由度が高く攻撃性のあるネタが多かったのに比べて、やっぱり世の中の流れやお笑い芸人の立ち位置の変化によって全体的に角が取れてきたとでも言いましょうかね。むしろ、そういう制約の中でちゃんと面白いネタを仕上げてくる現代のお笑いのレベルの高さも感じますね。

 

そういう中でニューヨークのネタや芸風である鋭いワードセンスや着眼点、物の言い方というのが現代のお笑いとしては結構刺激的で、それ故に歯車が食い違って炎上してしまったりといったことも起こっています。

しかし、そんな芸風も二人のキャラクターにハマってはいるので、時代に飲み込まれずに突き進んで欲しいです。

 

冒頭でも書いた通り、ニューヨークも数ヶ月前からYouTubeチャンネルを開設しており、過去のライブ映像等を中心にハイペースに投稿をしています。

そんな中でも異彩を放っているのが毎週日曜に生配信している『ニューヨークのニューラジオ』。オールナイトニッポン0でパーソナリティも務めた彼らの文字通り新たなラジオ。芸人のYouTubeでこのスタイルはなかなか珍しいんじゃないでしょうか。

よしもと本社の一室を利用した簡素なラジオブースから作家2人(+1人見習い)と共に放送という少数精鋭のミニマムなものですが、ニューヨークらしいトークは健在です。

オールナイトニッポン0時代にもスペシャルウィークにセフレ経験のある女性を呼んで実態を聞き出したり、テレビ局の中堅スタッフ(屋敷が芸人になる前にアルバイトとしてADをしていた時の同僚)を呼んでバラエティ番組のこれからという熱いテーマで語り合ったりとかなり攻めた人選や熱いゲスト企画を展開していたのでそういう角度からも注目です。

www.youtube.com

というように、ストロングスタイルで我が道をゆくニューヨーク。いろんな場所で活躍できる可能性を秘めているので、これからも注目していきたいコンビのひとつですね。

 

それでは。