べっかん

ヤマグチジロウの諸々の別館。

オススメ漫画と2022年冬のお話。

 

 

相変わらず本棚が欲しい毎日ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

シーズン毎にオススメ漫画を列挙するシリーズ2022年冬です。梅雨入ってんじゃないかってこの頃ですが冬のお話です。

もうちょっとフランクにこのブログも使ってみようとか思っていながらも、恒例行事もこの体たらくなのでしばらくはそんなことにはなりそうにありませんね。

というわけで2022年の1~3月に新刊が発売された漫画の中からオススメを5つピックアップしました。毎度のごとく順位とかではなく打順みたいなものです。

 

ひらやすみ

29歳フリーター、彼女なしだが不安もないお気楽な主人公・生田ヒロト。そんな性格でいろいろあって仲良くなったおばあちゃんから譲り受けた平屋建ての一軒家で、上京してきた従姉妹のなつみちゃんと二人暮らしをすることに……。

阿佐ヶ谷という立地とクセがありながらもどこか憎めない人々、それを持ち前の人柄でほだしていくヒロトとの関係性や世界観がバチッとくるはちゃめちゃほんわかストーリーな漫画です。個人的に因縁を(勝手に一方的に)感じている作品なので長く永く続いて欲しい作品ですね。


ひらやすみ (1) (ビッグコミックス) 

 

フールナイト

分厚い雲で日光が遮られ、草木が育たなくなった未来の地球。人々は余命幾ばくも無い人間を植物に変える技術「転花」を生み出し、そこから得た酸素で生活を続けていた。そんな荒廃した世界で何とか暮らしてきた主人公・トーシローだったが、ある日嫌気がさしてカルテをでっち上げ「転花」の手術を受ける……。

おっっっっっもいし、上記のあらすじだけでは書ききれないほど重厚な世界観ですがそれに負けないしっかりとしたストーリーで身体をビリビリいわせながら読み進めてしまいます。割と重要そうなワードを会話の中でさらっと出してくる感じも読んでてニヤっとしますし、暗い印象の割に読んでて気持ちのいい作品ですね。

 
フールナイト (1) (ビッグコミックス)

 

三十路病の唄

プロゲーマー、ミュージシャン、芸人……様々な夢を諦めてきた6人は30歳になる年の高校の同窓会で再会。6人は仕事を辞め、もう一度夢を追うためにシェアハウスに集まった……。

ただキラキラした青春ものを三十路で追うとなるといろんな現実が付きまとうわけですよ。そういうところもちゃんと、むしろしっかり描かれており、僕も似たような年齢なので身につまされる部分も多い作品です。うへえ。

 
三十路病の唄 1 (芳文社コミックス)

 

雨と君と

フリップで人語を介する自称犬(どう見てもタヌキ)と、雨の日にその犬(どう見てもタヌキ)と出会い、家に招くこととなったお姉さんのショートストーリー。

ショートカットでニット系の服着てる人っていいですよね。あとは……えっとー、犬(どう見てもタヌキ)の感情表現が豊かですね。それにしてもショートカットでニット系の服着てる人っていいですよね。そうなんです。


雨と君と(1) (KCデラックス) 

 

廃バスに住む

小学校教師の雨森先生はなぜか空き地に廃棄されているバスに住んでいる。ちょっと不思議な先生とその秘密を知る生徒、エサを狙うカラスなどが繰り広げるのマイペース車中泊コメディ。

前作の『おとなのほうかご』をここで紹介しようとしてたのにタイミングを失ってしまったイチヒさんの最新作です。前作同様に独特なやりとりが癖になる作品ですね。

 
廃バスに住む 1 (MFC)

 

以上です。

毎回縦軸を考えているものの、マイペースだとかで括ろうにも『フールナイト』が異質過ぎますね。でも面白いから外せないのよ。

そういう感じです。次こそは6月末から7月初め頃に書ければ。それができればもっとフランクに書けるはず。できるかは未定。

それでは。